- アーティスト: 鈴木雅之,安藤秀樹,西尾佐栄子,神沢礼江,大下きつま,朝水彼方,松本晃彦,有賀啓雄,中崎英也
- 出版社/メーカー: エピックレコードジャパン
- 発売日: 1993/09/09
- メディア: CD
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●中村涼子(コント「墓場」)84票
●スーパーニュウニュウ(コント「キャッツアイ」)68票
●ラブレターズ(コント「歌手になりたい」)86票
●ものいい(コント「コンビニ強盗インタビュー」)90票
●スーパーマラドーナ(漫才「エレベーター」)96票
●ガンバレルーヤ(コント「おばあちゃんと人形」)68票
●キラキラ関係(漫才「つっこみをやりたい」)68票
各組一言感想
●中村涼子
THE W決勝ネタ。THE W以降、露出が少ないのでここで代表作を改めて披露できたのは意味が大きいと思う。この人は他に面白いネタがいっぱいあるので、今後のコンテストでの活躍を期待してる。
このコンビはふるやいなやにスポットが当たるネタの方がいい。
「西岡中学校」の焼き直しと取るかラブレターズの真骨頂と取るか難しい所。ラブレターズもこのネタも好きだけど、それでも前者の印象の方が強いかもしれない。音楽への導入のさりげなさがいい。
●ものいい
「レッドカーペット」に出てた時と同じスタイル。当時からあまり嵌ってなかったので高得点に違和感はあるけど、新しい事に挑戦したり、変わった事をしたりせず、一番ベーシックな形を見せたのは良かったと思う。
昔からの定番ネタ。10年前くらいに見た時とほぼ変わってなかったと思うけどそれでも今の若い世代にも同じように受けるのはすごい。良いものは時と場所を選ばない。
下手さも愛嬌というかそれがこのコンビの愛される理由なんだろうなと思った。まひるが途中でいなくなるというパターンが多いのはコンビのコントとして寂しさはある。
集中して見てないと何をやっているのかよくわからない。面白くなりそうな雰囲気はある。
●ピンタンパン(漫才「パンダちゃんを探せゲーム」)21点
ピンタンパン、前回のネタは結構良かったけど今回のは意味不明すぎた。ゆにばーすが既にレギュラーを降板してたということを知らなかった。
こんな面白い漫画を途中で終わらせてはいかんと思う。物語の途中で打ち切りとなった作品。エンディングをまとめず最終回まで物語を動かし続けたのは、ある意味で読者の事をしっかり考えていると感じた。しげの秀一の漫画のぼんやりほのぼのしつつも、人間、ドラマ、対象となる題材を丁寧に描く作風がすごく好きだ。
●土佐兄弟(漫才「腹のたつこと」)86票
●しゃもじ(コント「冗談」)82票
●スリムクラブ(コント「新幹線」)74票
●TEAM BANANA(漫才「彼氏の写真」)76票
●ザブングル(コント「仕返し」)86票
●ダイタク(漫才「ドライブ」)76票
●マルセイユ(漫才「恋愛ドラマ」)84票
各組一言感想
●土佐兄弟
漫才においてシステムというのは大事だと思っているから、どんなに内容が良かったとしてもオリジナリティがないものに関しては評価の対象にはどうしても入らない。
●しゃもじ
シンプルな構造のコントながら、演技や設定、話の展開の上手さが光る。
コントだとどうしてこんな、ただただカオス…みたいな感じになってしまうんだろう。
つっこみの子がおっとりしていて良い。最近の東京漫才にある論理性の面白さというのは新しい流れだと思ってる。
知ってるネタだけど何回見ても面白い。加藤さんの演技に笑ってしまう。正直、昔は一発屋タイプの芸人さんだと思っていたけど、芸歴を重ねるごとに面白くなって行く。同じ事を続けながら、新しい事も取り入れて行くという意外と職人的なコンビなんだと思う。
●ダイタク
なんでいきなりこんな普通の漫才コントになっちゃうのか。つっこみがボケて滑るという件は漫才を見ていて要らない代表みたいに思ってる。
こういう三部構成はマルセイユに合わないのかもしれない。一回ごとに流れが止まってしまう。
●インディアンス(漫才「結婚生活」)91点
●ジェラードン(コント「ファンの出待ち」)80点
●シオマリアッチ(フリップ「FUNKKY リフォーム」)77点
●ネルソンズ(コント「新幹線」)95点
●ゆーびーむ☆(「お悩み相談」)74点
●イヌコネクション(コント「接客指導」)82点
●川井(漫談「後輩漫談」)70点
●まんぷくフーフー(漫才「探偵」)86点
●桐野安生(コント「フルーツあるある(宇宙人襲来編)」)81点
オーディエンス投票で79点(79点/100点)以下だと番組レギュラー降板となるネタバトル企画。ネタそのものというより、点数についてと賞レース向きのネタかどうかについて。
●インディアンス
インディアンスの漫才は底なしの明るさがあって大好きだけど、ちょっとネタが子供っぽいと感じる時がある。
賞レースではどんなに受けても落とされるタイプのネタだろうなーと思って見ていた。「人見知り」とか「満員電車」と比べると。このあいだの「にちようチャップリン」のザブングルもそうだけど、昔ながらのコミカルなコントがKOC以降、過小評価されている気がする。コロチキの優勝ネタはコントらしいコントだったので、一概には言えないけど。
この内容で落とされるのは審査が厳しい。funkyジェネレーションのコーナーはどうなるんだろうか。
ネルソンズは大好きなんだけどこのネタはあまり良いと思わない。
ゆーびーむ☆や桐野安生のネタを見ているとピンネタの未来は明るいと思う。漫才やコントより新しいお笑いが生まれる可能性が詰まっている感じがする。この番組には必要な人だと思っているので結果は残念だ。
テレビに出始めた頃によくやってたネタ。前はもっとシンプルだった気がするけど、生乾木のキャラクターが乗っかってネタに厚みが出たように感じた。本人達も言ってたけどもっと高い点数が出ると思った。
●川井
ちょっとパワハラっぽい印象を受けたかもしれない。
漫才だとM-1の目線で見てしまう癖があるのでこれは危ないと思ったけど、全然そんな事なかった。
●桐野安生
この攻めの姿勢は桐野ファンとしてたまらなかったけど、無謀だとも思った。高評価で合格したけど観覧に来て審査している人達は毎週「有ジェネ」を見てる人達なんだろうか。初見であろう井森さんが涙流して笑ってたのであんまり関係ないのかもしれないが。シンプルな「フルーツあるある」で良いのに創意工夫を凝らして混沌としていくのは自分好みだ。こんな超ナンセンスなネタが受けて評価されるんだから、日本のお笑いの最前線はとんでもない所まで進んでいるのかもしれないと思った。