ブツ切りのドラマ版とは違い、ギャル汚くん編、出会いカフェくん編(+テレクラくん編)の2つを軸にじっくりストーリーを見せてくれる。以下感想。
・大島優子の演技はなかなか良かったと思うけど、メインの話に上手く絡まなかった気がする。純との関係が希薄で分かり難い。
・実写版オリジナルキャラクターの片瀬那奈の登場。あんまり意味がなかった。
・ネッシーとまいたんは原作では地元の友達って感じでほっこりする存在だったけど、映画版は純と刺々しい関係になってるのが寂しい。
・豚塚役は原作通りで素晴らしい。肉蝮はそんなに恐そうに見えなかったけど、他に出来る人がいるのかと言うと代案が全く浮かばない。
・黒沢あすか。やさぐれ感がすごい。
・最後に大島優子が助ける、という展開でも良かった。お金を貸したり迷惑を掛けるシーンが無いから、守りたいという意識が働くのはこれまでの流れを見ると甘い気がする。
・純に可愛げがない。原作だとバカだけど憎めないキャラクターで良かった。だから感情移入して助かってほしいなあと思って読んでたけど、映画の方はあんまりそう思わなかった。
・一番好きなシーンは冬美のワンショット。漫画のウシジマくんの雰囲気が良く出てる。
・不謹慎ながら、たかみなのお母さんの事件を思い出した。
全体的にはまとまりがあってかなり良かった。原作を読んで思い入れがある人でも楽しめるし、何も知らずに見ても同じように楽しめると思う。