「或いはアナーキー」感想

アルバムの全体感は「極東I LOVE YOU」以降で一番好き。どの曲も好きだけど、やっぱり星野節全開な「サタン」と今井詞曲の「NOT FOUND」が堪らない。

他にも甘美なポップソング「ボードレール〜」、ドライブ感溢れる「宇宙サーカス」、意外に嵌ったサンバ調の「SURVIVAL DANCE」、BUCK-TICK特有のダークな世界観を持つ「無題」、今井センス爆発の「DADA DISCO」、「ONCE UPON A TIME」、ドラマチックなピアノバラード「世界は闇で満ちている」など14曲それぞれに個性があり、かなり歪んでるけどポップでメロディアスといういつものBUCK-TICKという感じのアルバム。バラエティに富んでいて飽きずに楽しめるアルバムだけど、いわゆるシングルヒットするようなキラーチューンは無いかもしれない。