そこそこチャップリン

ウッチャン司会の若手ネタ見せ番組。出演者は、ダンディ坂野、ゆんぼだんぷ、三四郎、お侍ちゃん、横澤夏子、ニューヨーク、ハマカーン、アキラボーイ、アキラ100%、マツモトクラブ、しゃもじ、我が家、ハライチ。

一番面白くて受けてたのはハライチだったと思う。お馴染みのノリボケ漫才だったんだけど、新作ネタだったし、今のハライチがやるとまた雰囲気が全然違う。やってる事は一緒なんだけど、アドリブの演技力とワードに磨きがかかってるように感じた。

他で良かったのは、三四郎とお侍ちゃん。やっぱり漫才は、どういう人がやってるかという部分が大事で、売れてキャラクターを知られてるというアドバンテージは大きい。ネタも独特で面白いしな。ただ、2人とも声がこもって聞き取り難い所は気になる。お侍ちゃんは例の「江戸、江戸〜」かと思ったら、しっかりとした歴史コントでなかなか良かった。横澤夏子は、折角なら音楽の先生じゃなくて新しいネタが見たかった。今時の若い女性を細かく観察したようなネタの方が好きなんだよな。ニューヨークは新ネタを見れたのは嬉しかったけど、昼間の番組にしてはドロドロし過ぎて雰囲気に合ってないようなチョイスに思った。マツモトクラブはちょっとファンタジー過ぎてあんまり肌に合わなかった。声のパターンがR-1の時と同じだったのもマンネリ感が漂う。しゃもじはこの設定で押し切るのはかなり無理があって会話になってなかった。ヘルメットはバイきんぐが前にやってたし。アキラボーイに関しては、こんな子供向け、ファミリー向けの作りなのに、なんでこんなにブラックなのかな?あらびき団ならこれで良いのかのしれないけど、可愛いキャラクターが何度も死ぬのなんて、見てて心地良いものじゃない。生き返るとか死んでなかった、という見せ方じゃなくてスペアが居るっていう発想も血が通ってない感じがして気分悪い。技術はすごいけど、これが国の支援受けてるってどうなのと思ってしまう。