キングオブコント2008DVD DISC.2感想 その2

引き続き感想。

チョコレートプラネット。ローマ帝国。演技力、ネタのアイディア、笑い所の分かりやすさ、どれもずば抜けてる。ゴルゴンコンパニオンとかアルバイテトスとかの造語センスがすごい。10点。

ラバーガール。電報。シンプルな形で淡々と進む中で爆発があって、ちょっと狂気も漂っててすごく良いネタだと思う。設定が地味で分かり難いという以外は完璧。10点。

COWCOW。極道の父子。優等生でヤンキーというのがちょっとややこしい。複雑な作りのネタなんだけどCOWCOWがやるとポップでコミカルに映るから不思議だ。7点。

カリカ。兄妹。これはストーリーがよく分からなかった。5点。

スペースラジオ。映画予告。無名の5人組で全員で一個のものを作るタイプのネタだったので取っ付き難さがあり、あんまり受けてなかったけど面白かった。準決勝まで残るものは感じた。5点。

フォーリンラブ。中華料理屋。レッドカーペットでやってたパターンのロングバージョン。これは短い方が勢いがあって面白いな。4点。

インパルス。キセル。ネタバレしてるかどうかだけの問題だと思う。やっぱりこのネタがベスト。10点。

2丁拳銃。捨てられてるゾンビ。漫才師のコントってボケが理屈っぽくなるのと、お話っぽくなりすぎる所がある。5点。

バナナマン。朝礼。台詞が少なく、古臭いと言えば古臭いネタなんだけど、たった4分でこの2人の関係性やキャラクターが分かるというのがすごいと思う。10点。

ハリセンボン。修学旅行の夜。新鮮味はないけど、どこに行っても万人に受けるネタをやってるコンビなんだからこの大会に挑戦する理由はあんまり無かったと思う。春菜が泣く件は分かってても笑っちゃう。7点。

犬の心。刑事。犬の心って去年のKOCで初めて見たんだけど、昔からずっとああいう感じで面白かったんだなと嬉しくなった。2人とも男前。押見さんのキレつっこみ良いな。短いネタで場面転換が多いとちょっと疲れる。6点。

ジャンクション。ブルペン投手の会話。話のスケールが小さいな。4点。

キングオブコメディ。バイトの研修。こういう作りのネタは振りとボケがはっきり出過ぎるのであまり好きなタイプではない。物語性が無いというか。7点。

ロバート。地方CM歌手。このネタ、単独で10分くらいやってたと思うんだけど、それは長すぎるしこれだとちょっと短い感じ。これ2本目にやってたら絶対優勝してたよな。10点。

ライセンス。睡魔。全身タイツで胸に睡魔と書いてあるような衣装からして古臭い。台詞がない事もあってベタベタだし。4点。

しずる。卓球ダブルス。改めて見ると結構ダークな内容なんだな。決勝でやった時はもっと面白く感じたおぼえがある。8点。

東京03。旅行。このネタで09年優勝するんだから、どれを取るかだけの問題。この年にガチ選考をやってたらとんでもない事になってただろうな。10点。

ホーム・チーム。覆面レスラーの雑誌取材。オンバトに出てた頃の漫才は好きだった。一個のボケを引っ張ると言う苦手なパターンのネタで飽きた。5点。

ジョイマン。墓参り。ストーリーにラップネタを絡めた感じ。そういうネタと言えばそれまでだけど、意味不明なフレーズの割合が多過ぎる。4点。

我が家。迷子センター。このネタ面白いんだけど、ちょっと不気味というか怖さがある。7点。

パンクブーブー。寿司屋。漫才ネタのコントバージョン。これを見ると漫才とコントの違いがはっきり分かるし、パンブーは漫才師なんだなーと思う。コントの方が台詞や演技に制限があってそれを飛び越えると面白くても白けちゃう所がある。5点。

東京ダイナマイト。カットチャンピオン。この後の次長課長とかもそうだけど、4分だとちょっと物足りなく感じるような雰囲気。まあこのネタは有名すぎるし古いネタだから決勝に上がっても爆発的に受けるという事はないだろうし。8点。

トータルテンボス。女装する息子。やっぱり漫才コンビのコントって会話の内容の面白さになっちゃうのが多い。5点。

次長課長。お見合い。次長課長はもう少し長い時間でアドリブ入れながらやる方が面白い。東京ダイナマイト次長課長もKOCに照準を合わせた新ネタを持って来て再挑戦してくれたら盛り上がるんだけどな。8点。

イワイガワ。新幹線の相席。ミステリっぽいストーリーとコミカルなギャグを両方入れてミスマッチになってる感じ。滑ってるというより戸惑ってるという雰囲気。ジョニ男さんって冷静に見ると結構怖いのでサイコな役が合いそう。5点。

ニブンノゴ!笑わせるゲーム。小ボケしかないからな。つっこみの方が目立っちゃう。5点。

アップダウン。飲酒運転。インパクトは弱いけど、内容の詰まった良いコントだった。エントリーしてるのか分からないけど、こういうタイプのネタなら決勝で見てみたい。アップダウンは「吉本ばかな」の頃から見てるので何とか報われて欲しいと思ってしまう。9点。

ダイノジ。モテる専門学校。面白いけどショートコントっぽいのは全部弾かれてるからダメなんだろうな。7点。

サバンナ。空手の型。これもショートコントっぽいし、ジョイマンと一緒で意味の無いナンセンスな笑いだから決勝という感じじゃない。5点。

インスタントジョンソン。強盗と自殺志願者。ネタの設定、演技、3人のキャラクター、ギャグのセンスどれも一級品。ここも決勝に上がって不思議じゃなかった。10点。

座長座長陰陽師。ドリフっぽい感じ。やけに短かった。5点。

ドランクドラゴン。お笑いオーディション。オタクのインタビューとかマセてる子供のネタに比べると大分落ちるネタだな。5点。

TKO。葬式。こういうシンプルで分かりやすいコントをやってた中で良かったのはTKOとバナナマンだけだったかも。8点。

 

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