ENGEIトライアウト2

「ENGEIグランドスラム」の若手版スピンオフ企画。出演者はプラスマイナス、しずる、三四郎、アルコ&ピース銀シャリU字工事。旧作が多かった。各組一言感想。

 

プラスマイナス。英語が喋れる〜特技。プラスマイナスの漫才ってもうボケとつっこみの区分が無くなってるんだな。プラスマイナスをよく知らない人には複雑に見えるかも。イメージでは岩橋さんがボケの方が分かりやすいと思うけど、確か元々は岩橋さんがつっこみだったような。ネタは賞レースというよりは営業や舞台向きのもの。本選に出るには関東での認知度が無さ過ぎるかな。

しずる。Stranger。銃で撃っても死なない男。KOCでやった「能力者」と雰囲気が近いけど、それと比べるとアイディアや展開にハッとさせられるものがない。理由をなかなか言わないというパターンはよくあるんだよな。劇画的な世界観は大袈裟な演技とシンクロしてて見やすいけど、そういうのばかりになるのもどうなのかとも思う。単独ライブを見たら印象大分変わるんだろうけど。

三四郎。いくつになっても漫才してたい。小宮の滑舌ネタ。言い間違いネタってフリートークの場だと面白いんだけど、ネタでやると作り物臭くなるのであんまり好きじゃない。どうしても駄洒落っぽいベタな感じになっちゃう。小宮さんのつっこみフレーズは斬新で良かったけど、ネタとしてはいまいち。根本的な事を言えば、小宮さんてそんなに滑舌が悪いわけじゃないしな。しかしどうしても薬物ネタ入れたいのかね。

アルコ&ピース。万引きGメン。BL漫才。前に見たやつ。あんまり好きじゃないけどアルピーの漫才らしいふざけた感じで良いと思う。酒井くんちょっと痩せたか。

銀シャリ。睡眠。これも前に見たやつ。睡眠とスイミングの掛け合わせや日本昔ばなしの件なんかは印象的で面白かったんだけど、大きく跳ね上がる所がないのがやや物足りなく感じる。ちょっとボケがありきたり過ぎるんだろうな。まあそれが銀シャリっぽさという気もするけど。

U字工事。バイク2人乗り。これも前に見たやつ。田舎あるあるみたいなネタが多くて爆笑するタイプのものじゃないけど、のどかな田園風景を若いバカ2人がバイクで暴走する情景が浮かんでほっこりさせられる。友達とバカやってる感じが伝わって来てすごく楽しそうなのが良いんだよな。M-1の頃にやってたネタよりも好きかも。