こそこそチャップリン 第9回

今回の出演者は、ニューヨーク、うしろシティプー&ムー、馬鹿よ貴方は。

ニューヨークは空港の見送りネタ。ショートカットした部分のせいでネタの面白さが半減してるのは勿体無かった。ピン芸はともかく、漫才とコントは賞レースで4分って規定があるんだから、他のネタ番組もそこに合わせるべきだと思う。4分のネタを3分にして何か良い事があるのか不思議で仕方ない。レッカペみたいなショートネタを謳う番組ならまだ納得できるけど。時間的な都合があるなら、3組でも良いと思うんだよな。ネタ的には最後の大オチまで持って行く振りがやや不自然で意味が分かり難いのが引っ掛かる。なんで嶋佐さんがキレ出すのかよく分からない。

うしろシティは、記憶喪失のネタ。最初は面白い設定で良いネタだなと思ったけど、何と言うか、お芝居コントっぽいのに漫画チックなのがチグハグでリアリティに欠けて見える。20年バンドをやってるって設定だったけど、どう見ても40歳位には見えないもんな。うしろシティって年齢より若く見えるから学生とか20代くらいが一番しっくり見える。そういうちょっとした事で一気に作り物っぽく見えて気持ちが冷める。あと、阿諏訪さんの役柄ってバンドのメンバーというより熱狂的なファンなんだよな。世界観が売りのバンドだって、メンバーならもっと冷静だし、何ならギャグにしてるくらいのものなのに、本気で設定を信じるメンバーっていうのは無邪気すぎる。阿諏訪さんの天然な所があるから補完して、まだ無理なく見れるけど、補完できるのはお笑いファンだけなんだよな。

プー&ムーはいつも同じようなネタなのであまり感想がないけど、この番組恒例の手紙を意識して家族ネタをぶっこんできたならかなりの策士。ネタとしては余計な部分に感じるけど。今年売れなかったら解散とか、家族がいるのに食えてないとかこの番組大好きだもんな。

馬鹿よ貴方は。勝負ネタではないんだろうけど、この出来じゃM-1不安だなー。ボケがブツ切りっぽくて流れが生まれてないし、チマチマして分かり難い。薬局という設定もネタを分かり難くしてる。

来週は、ニューヨーク、ジグザグジギー、ヤーレンズ、スーパーニュウニュウ。