おもしろ荘 元旦特別編

出演した若手芸人は、ダイタク、ネルソンズ脳みそ夫、ベビーシムズ、やさしい雨、鶏あえず、尼神インター、ホタテーズ、ガール座、ZAZYの10組。以下ネタ感想。

 

●ダイタク

漫才。電車。ネタはいつ見ても面白いと思うんだけど、トークで話してたようにマナカナ、たっちと競うとなると今の感じだと売りや特徴がなさすぎてブレイクしてる画が浮かび難い。ダイタクと吉田たちはM-1決勝に行ける可能性はあると思うけど、ブレイクするかというとうーんという感じになる。

ネルソンズ

コント。自殺の説得。初めて見るトリオだったけど、すごく面白かった。キャラやフレーズのインパクト、設定の面白さ、芝居や展開の自然さ、作り込まれてて隙がない。一発大ブレイクしそう、という雰囲気は感じないけど他のコントも見てみたくなった。

脳みそ夫

コント。モーツァルトの給食当番。給食当番という設定に意味があるのかよく分からないし、そもそもモーツァルトを女に変えちゃうのも乱暴だなと思うけど、要は音楽を絡めたフレーズネタでダンディ坂野が昔やってた漫談をなんとなく思い出した。前にやってた聖徳太子のネタの方が分かりやすかったかな。 

●ベビーシムズ

漫才。失恋。こういうネタは囲碁将棋やナイツが散々やってるから思う事がないな。1本丸々それで押し通すネタというのは初めて見たけど、やっぱりかなり無理があった。こういうネタって元ネタの歌を知らないとついていけないリスクがあるけど、SMAP限定にしてSMAPネタを絡めるという工夫がされてた所はすごいと思った。

●やさしい雨

コント。上司のミキさん。ネタとしては恋愛もののパロディでなく、そのままやってるだけなんだけど、その方がダイレクトにキャラが伝わって良かった。松崎さんのようなマイノリティは今関心が高くて受け入れられやすい雰囲気があるから、そういうキャラでバラエティに出ても不思議じゃない。

●鶏あえず

漫才。斬鉄の構え。あんまり分からなかったけど、インパクトはあった。つっこみの人がやれとやるなを繰り返すのが複雑に感じた。

●尼神インター

漫才。失恋をひきずらない。「抱かれてんなー」のパート2みたいなネタで、フリの時点で全部分かるんだけど面白い。お馴染みの展開を待ってる自分がいる。2人ともキャラが個性的で、トークの切り返しが面白いからフリートークのバラエティ番組でもっと見てみたい。

●ホタテーズ

漫才。金を貸して。クズキャラを全面に出したネタ。こういう悪意の強いネタは素直に笑えなくなって来た。クズネタ、クズエピソードもやり方によっては面白いと思うんだけど。有吉さんが言ってたけど何か見た目の雰囲気が悪いんだよな。くすんでる。

●ガール座

コント。女番長。大笑いはしなかったけど、シンプルにまとまってて面白かった。女性コンビらしいテーマのネタで良い。他のネタも見てみたい。「温かい気持ちになる」という出川さんのコメントに共感する。

●ZAZY

フリップネタ。絹江おばあちゃん。先が全く読めないシュールネタ。一番面白かった。前に見た時はもっとぶっ飛んでてそれも面白かったけど、今回のネタもコンパクトにまとまってて良かった。見た目のキャラクターも良い。