地下アイドルの女の子と、それを応援するドルヲタの女の子のヘンテコな関係を描いた百合もの。面白かった。平尾アウリの新作が地下アイドルを扱った百合と聞いた時から絶対面白い、読みたいと思ってたけど、思ってた以上に良かった。他の作品同様、プラトニックでエロは一切なく、ギャグ多めでとぼけた雰囲気が終始漂っているという平尾アウリらしいほんわかした世界観が心地良い。何に一番近いかというと、NHKの「中学生日記」で女の子同士の友情をテーマにした回に近いと思う。しかし、女性だけど女性アイドルを追っかけてて、握手会やらチェキやらに並んでCDたくさん買う人も世の中には少なからずいて、そういう存在をそんなに変だと思えなくなってるのは、自分の感覚が狂って来てるのか、そういう時代なのかよく分からない。
