第37回ABCお笑いグランプリ

関東地域で放送が無かったけど、YouTubeに動画(安田信二 - YouTube)を上げてくれた神が現れたので、幸運にも見る事が出来た。ニューヨークのネタは何かしらの理由でアップされてないけど、他は全組見た。各組について触れながら全体の感想。

アイロンヘッドの1本目のネタが自分は一番好みで声に出して笑いながら見てた。2本目のネタは途中で飽きて来た。インディアンスの漫才は明るくて好きなんだけど、今回のネタはちょっとボケが多すぎて(長すぎて)疲れた。ボケにしろつっこみにしろ脱線が多いと話がややこしく感じてしまう。馬鹿よ貴方はは、コントという事で漫才以上に間を取ってるように感じるけど、ネタの強度は漫才の時のままなのでパンチが弱かった。ファラオさんのキャラならもっと無茶苦茶なボケでも見てる方はついていけると思うんだけどな。あとネタの使い回しが多いのが、お笑いファンは既視感持っちゃうからあんまり受けないよなとも。相席に関しては随分前からやってる代表ネタで、ああこのネタかという感想しか無い。このネタも含めて相席の漫才は大好きだけど、新しいものが見たかった。

さらば青春の光は、このネタで今年のKOCに出ても決勝上位5組に残れるくらいに完成度が高かったと思う。ただ展開で見せるコントというのはちょっと古くなって来たのかもという気はしてる。尼神インターのGL漫才はこのネタか分かんないけど以前にも見た事がある。痴話喧嘩と居酒屋の設定があんまり上手く噛み合ってないように感じる。大自然は1本目、新鮮味があってネタも良くてお客さんの期待する方向に上手く転がって行く感じが気持ちよかった。今この場で求められてるフレーズがズバッと嵌る感じ。2本目はシュールすぎてちょっと分からなかった。

ジグザグジギーは他の番組で見たネタなので特に感想がないけど、最初の出欠のネタからどんどんスケールダウンしてる気しかしない。ゆーびーむ☆はキャラが良くて受け入れられてるのが伝わって来て楽しかった。この人は漫談とか一人コントの方がもっと面白いんじゃないかと思わせる雰囲気がある。このネタも良かったけど。セルライトスパは優勝したのに申し訳ないけど自分はあんまり分からなかった。2本目のネタの方が分かりやすくて好きだった。ダイタクはネタなのかマジなのか分かり難かった。本当の話として聞いてたけど、それならそれで「そういう兄がいるんだ」としか思えないし、もしネタなら「どうしてこんなリアルな人物像にしたんだろう」と思ってしまう。どういう風に見ていいか分からなかった。ネタとしては有り得ない架空の人物像を作り上げて行くという方が楽しみやすいと思うんだけど。ブロック関係無しに上位3組を自分が選ぶなら、アイロンヘッド大自然、さらばだったかな。そう言えば、アイロンヘッドは今年のKOC1回戦落ちなんだよな。優勝でも良い位面白かったけど。再エントリーしてくれると思うけど心配だ。

 

第37回ABCお笑いグランプリの動画

安田信二 - YouTube