アカシック「離国情調」2022.11.23 横浜ベイホール
セットリストがどこかに載ってたら拾って貼る。雨だし、遠いし、解散したバンドだしとあんまり行く前は気分が乗らなかったけど、実際行ったら3年前と同じ気持ちになれてなつかしいやら、楽しいやらで最高だった。理姫のステージパフォーマンスの立ち居振る舞いは相変わらず色気があって格好良くてキュートで、ちょっとした仕草や感情の変化をずっと目で追っていたくなる。上手さやまとまりではなく、今その瞬間の感情を爆発させて歌い上げる理姫のボーカルスタイルがエモい。他のバンドのライブはそんなに行きたいと思わないけどアカシックのライブは中毒性があり、本当に楽しい。オルタナティヴ×歌謡曲が一番好きな音楽というのは一生変わらない気がする。嬉しいやら、アカシックとして活動できてない現状が悲しいやら、曲がいいやらで何度か涙ぐんだ。今は、復活はしたけど、再始動、再結成というものではなく、ライブは定期的にやってくれそうという感じ。聞きたかったけどリストになかった曲も当然あるけど、「アルカイックセンチメント」「エリザベスロマン」「ブラック」「華金」「邪魔」「プリチー」「LSD」あたり最高だった。同じ曲を2回やるのは音楽のライブで初めての体験かも。
セトリ出てこないので、覚えてる限りで。曲順はざっくり。「コンサバティブ」からもう一曲くらいあったかも。
追記。奥脇さんから公式セトリ出たので添付。「秘密のデート」が抜けてたので追加
結婚
エリザベスロマン
ツイニーヨコハマ
ブラック
邪魔
女
憂い切る身
ラグジュアリーナイト
エロティシズム
CGギャル
香港ママ
プリチー
好き嫌い
愛×Happy×クレイジー
Mr.FANCY
You&I
秘密のデート
アンコール
愛しき実話
終電
サイノロジック
アルカイックセンチメント
プリチー
アカシック | アカシック Official Website
M-1グランプリ2022 東京3回戦動画を少しずつ見てる
M-1グランプリ2022 準々決勝GYAO!動画 少しずつ見てる
「敗退者の動画」として見るのと、準々決勝をライブで見て決勝進出の可能性ありの状態で見るのとでは、ちょっと違って、「落ちた→そんなに面白くない」と単純な図式で思い込むほどM-1ファンは子供ではないと思うけど、見る側のテンションに少なからず影響を与えると思う。気になった所から見て行ってて、良かったのは、バッテリィズとくらげ。金属はコンプラ云々ではなく、単純に見てる方が慣れたという所が大きいと思う。結成15年目のコンビ、新生M-1予選から数えて8年間毎年、準々決勝までは残り、動画が上がって、その都度話題になってきた。新生M-1の主役がかまいたち、和牛、ミルクボーイ、霜降り、マヂラブ、おいこがだとすれば、裏の主役は金属バットだと思ってる。予選だけど、もはや過去の自分達のネタとの闘いという感じもする。マッハは有名なネタで、文句なしの出来だと思うけどこれはコンプラが落とされた要因の一つだと思う。
面白かった(観覧した東京3日目を除く)
・三遊間 ・演芸おんせん ・どんちっち ・マルセイユ
・セルライトスパ ・深海魚 ・バッテリィズ ・マッハスピード豪速球
・ヘンダーソン ・ランジャタイ ・くらげ
・コロコロチキチキペッパーズ ・軍艦
賞金奪い合いネタバトル~ソウドリ~ 2022.11.15
●磁石(「漫才「料理番組」)
●Hi-Hi(漫才「バイクが欲しい」)〇
●三拍子(漫才「山手線 覚え歌」)
Hi-Hiは、ネタは同じだけどたまに見るとものすごく面白く感じて、この人達が実は現役最強漫才師なんじゃないかと思う瞬間がある。今回は、そこまで思う事はなかったけど、今回の3組のネタで言うと抜けてたと思う。
M-1グランプリ2022 準決勝進出者発表
過去ファイナリスト経験者は赤字表記
金属には、ワイルドカードからの初決勝のドラマを期待してる。前例がないだけで全然可能性はある。自分が見に行った日で言えば、ななまがりとカゲヤマを通してくれて安心。ななまがりは準々決勝のネタをやれば決勝に上がれると思う。ヤーレンズが残ったのも嬉しい。ウエストランドは決勝で受けてる画が想像できた。ここまで残れば地上波で勝負ネタが流れるので全組が勝ち組。ママタルト、ミキ、令和ロマンは見抜けなかったけど、やはり好みのバイアスというのはあると思う。好きなコンビはめっちゃ面白く感じるし、好きじゃないコンビは受けてようが評判良かろうがうーんって感じてしまう。公平に見る事が大事だけど、人間なかなかそうも出来るもんじゃない。今回、選漏れになった組で、かなり惜しいラインまで食い込めてた所もかなりいると思う。
M-1グランプリ2022 東京準々決勝3日目
各組一言ずつ。ネタバレに配慮して書いたつもり
・インテイク(「サプライズ」)
トップから、面白い発想の漫才で場を盛り上げた。
・スパイク(「ドライブ」)
ちょっと場にハマってない感じがした。
・忘れる。(「卒業証書」)
インパクトで言えば全体でもトップクラス。受けも強かったので可能性はある。来年以降も含めて楽しみな存在になりつつある。
・カラタチ(「推し」)
テーマはいつもと一緒だけど、会話の面白み、ワードが強い。
・鶴亀(「動物と対話する」)
自分はくだらなさすぎてかなり面白く感じた。
・EXIT(「スターバックス」)
EXITらしさはあると言えばあるけど、無いと言えば無い。パリピ漫才で行くには年齢もキャリアも積んで、大人になっていてそうすると魅力が薄れるというか。
・オッパショ石(「海」)
面白いワードとか件とかあったはずだけど、殆ど何も思い出せない。話の本筋があまりなかった印象。
・九番街レトロ(「地元」)
導入から創作話感が強いのでそこにハマるかどうか。
・マリオネットブラザーズ(「野球の試合」)
前半で一番笑った。バカバカしい。ボケの人は、漫画的な表現が似合う。
・ミキ(「甥っ子」)
なんとなくM-1っぽい雰囲気はしない。
・エバース(「桜の木の下」)
昨今の東京漫才らしいロジカルなネタ。徐々にハマっていくけど、論理の積み上げは、スロースタートになってしまう場合が多い。
・オズワルド(「明晰夢」)
ちょっと題材に馴染みが薄いというか、小難しく感じる。でもやり取りはいつものオズワルドで安定してたので、テレビ越しに見たら、やっぱり凄いと思うのかも。
シンプルに「たかのを怒らせよう」という形式の漫才で見やすかった。ウケ量や高野さんの上り調子を考えたら抜ける可能性もあるかも。
・キンボシ(「相撲部屋」)
題材的に惹かれないのと、他のキンボシのネタと比べても印象度が薄い。
・ブレードランナー(「泣ける映画」)
アントワネットのつっこみの人の新コンビ。ネタ振りの段階で読めてしまう感あり。あと、そんなことを言われたら何て言っていいのか分からない感も。
・カゲヤマ(「妹」)
演技力というより舞台度胸みたいなものが他を圧倒するくらいパワフルで、受けも強かった。公開されている3回戦の動画と同じネタ(後半違う)なのに、初見の人も見たことがある人も一緒になって笑っていた。
・東京ホテイソン(「空耳ゲーム」)
過去のネタのパターンを踏襲せず、新しい切り口のネタでここまで沸かせるのはすごい。決勝で見ると手数の少なさが気になるかもしれない。
・アイロンヘッド(「デートの練習」)
これはこれでアイロンヘッドらしい変な漫才なんだけど、この変さではない感。
・リニア(「ヴィジュアル系バンド」)
昔から変わらないけど、「俺いつもなんて言ってる?」のやり取りが少なくなってる気がした。お題が今時じゃないし、もっともらしさに欠ける。
・ケビンス(「凱旋ロケ」)
動きが多くて面白かった。ただ動きが同じなので見てる側が慣れてきてる感じがする。
・にぼしいわし(「フードコート」)
THE W準決勝で見た時はもっと受けてたしもっと面白く感じた。それでTHE Wはレベルが低い大会だという人もいるけど、M-1がレベル高すぎるのと観覧の客層が全然違って、求めてるものも違うので一概に比較できるものじゃない。導入の部分が伝わりにくく、つかみきれなかった感がある。
・大自然(「群れからはぐれた動物」)
集中力が低下してあまり頭に入ってこなかった。
・オフローズ(「大人の関係」)
話の積み上げで、盛り上がって後半大受けだったけど、題材的にワード的に、準決勝に上がって敗者復活戦で…と考えると勝ち上がってる姿は想像しにくい。
・ゆにばーす(「究極の二択」)
ここも題材的に難しさがある。こんなに生き生きと漫才をしてるはらちゃんは初めて見たかもしれないと思えたし、はらちゃんと川瀬名人の二人の関係性、ニンみたいなものが感じられた。台本があって演技をしてる雰囲気が無くナチュラル。
メタ要素あり、ショートコント風、ギャグもあり、それが取っ散らかってなく一枚の絵に収まっている感じで、まとまりを感じた。ハチャメチャだけどこのトリオの漫才としてはすごく真っ当な漫才をやっているように思える。
・ななまがり(「こんなの初めて」)
ななまがりが好きだからめちゃくちゃ面白く感じたのかもしれないけど、受けも強かったと思う。過去のネタも面白くて独特な漫才だと思ってたけど、今年は特にM-1仕様の漫才という印象を受けた。前はもっと漫才は外行き感というか、硬さがあったけど、自然で軽やかさがあった。
・ウエストランド(「ありなしクイズ」)
ここは悪口一点突破でブレがなく突っ走ってる。テーマが見やすくて良い。予選だから爆受けするという件もあるけど、ウエストランドなら、決勝は決勝用に組み替えてくると思う。
・真空ジェシカ(「シルバー人材センター」)
正直な所、真空ジェシカのネタは難しく感じてあんまり内容を理解しきれてない。
・インディアンス(「反抗期の息子」)
安定のインディアンスなんだけど、数年前と比べると明らかに受けが弱まっていて、お客さんがインディアンスに慣れた感じがする。初心に帰ったインディアンスの本流のような漫才。
・トム・ブラウン(「星野源」)
ここは合体一点突破。このシステムが見たいので楽しめた。ただどんなに受けても勝ち上がりは難しそうな雰囲気。
・令和ロマン(「恋愛リアリティーショー」)
一人が複数人演じるタイプのネタはごちゃついて感じられてあまり好きじゃないというのと、ここも題材の難しさを感じる。
・サツキ(「言葉の力」)
前半の雰囲気、オーラがあって面白かった。
・納言(「枕営業」)
地名ディスを超えてこない。題材や内容が内向きで、ライブ感では面白いけどテレビで見ると物足りないと感じそう。
・井下好井(「ディレクターズカット版」)
井下好井の漫才ってつっこみとつっこみのディベートのような感じがして、まとまりはあるけど思い切りに欠けて、こじんまり感じる。間違いなくネタは面白いんだけど。
M-1っぽくない、THE MANZAIっぽいコンビという思い込みがあったけど、この感じならM-1決勝でも受けると思う。THE MANZAIの決勝も行ってないし、他の賞レースでもあまり名前は見ないから、実力者だけど運に恵まれてなかったという事なのかも。
・モグライダー(「海外の俳優」)
いつも通りのモグライダーシステムの漫才。決勝に行って売れて華が出て、受けも大きくなって、スッキリシンプルに見やすくもなっているんだけど、やってることは2013年くらいから一緒なので、見る人によって温度差がありそう。
・ママタルト(「マクドナルド」)
ママタルトは二人の人柄は好きだけど、ちょっと受けすぎな気がして最初乗れずそのままズルズルと最後までハマれなかった。
・シシガシラ(「浜中クイズ」)
人間の心理を描いていて、演技が自然で感情移入して楽しめたけど、ただこういう題材が難しいのは、楽しみながらも冷静な自分が「ネタだから」と感じてしまう所。
・ニッポンの社長(「乗馬」)
スタートダッシュは早かったけど、持続力がなかった。ニッ社らしいシュールなネタ。