女芸人No.1決定戦 THE W 二回戦東京初日

ネタ時間は4分。MCははりけ〜んず。各組一言感想。

 

バーゲンセール

嬉しい事があった時。アラサー女性の嬉しい事(妄想)を言ってサンバで祝う。詳細は思い出せず。

 

くわばたりえ

漫談。医療ドラマ〜恋愛ドラマ。等身大のシンプルな漫談。コンスタントに受けていた。

 

小林アナ

リズムネタ。早口言葉をリズムに乗せて思いの丈を言う。独身アラサー女性のあるあるで共感を呼ぶ良いネタだと思う。ただ、早口言葉で長文を捲し立てるという形が難しく感じられるかもしれない。

 

Aマッソ(合格)

コント。タレント。今年のKOC準決勝で掛けていたネタ。展開や動きが少なくやや地味に感じられるけど、加納さんのつっこみフレーズの鋭さや掛け合いの妙で笑いが積み上がっていく面白さがある。

 

コーるモッチ

コント。転校生。一回戦のネタはすごい良かったんだけど、二回戦のネタは飛びすぎてよく分からなかった。一回戦と同じキャラクターの方が良かったかもしれない。

 

岡部麟

絵描き歌。一回戦と同じネタ。4分ネタ対策がしっかり出来ていて、一回戦よりネタのクオリティが上がっていた。天丼ネタで4分は難しいと判断して様々なバリエーションを盛り込んで来たのは素晴らしいと思う。

 

小泉ポロン

マジック漫談。積みマジ。家にある使えないマジック道具を紹介するネタ。一回戦の時同様にクオリティが高く、受けも持続していた。一回戦と同じテーマでありながら別のマジック道具を紹介していたのも良かった。落語芸術協会に所属しているとの事。

 

おかずクラブ(合格)

コント。政略結婚。テレビで何度かやっているネタ。テレビのネタ番組で見ると他との比較で落ちるけど、このレベルの二回戦なら相対的に通ると思う。

 

女優ですから。

コント。女優の楽屋。ショートコント形式で女優の日常を描く。たぶん、芝居の雰囲気からして舞台女優さんなんだと思う。芝居の上手さに加えてキャラクターの付け方、4人が一斉に足を組み直す印象的なブリッジなど、演出面が良かった。コメディの演劇を見ているような感覚。

 

あかまる

漫才。辞める部員を引き留める。漫才やコントでよくある設定で、内容も特に個性的という事はなかったけど、漫才が上手く、外す箇所も無く、コンスタントに受けていた。ボケの人の演技が特に上手い。

 

ぼたもちハイビスカス(合格)

コント。お嬢様とボディガード。かなり漫画的だけど、このビジュアルならこのくらい漫画的な方がしっくり来て良いと思う。「あまりに早すぎてゆっくりに見える動き」というのはよくあるボケだけど、演技とキャラクターが良くて結構笑った。

 

ドス恋戦士M

漫才。外国人にモテる条件。明るさがあって良かった。

 

もこちゃん

漫談、替え歌。50代の素人のおばさんが息切らしてハアハア言いながら喋って歌って踊るというのを全力でやるんだから面白いに決まってる。音楽と歌が大幅にずれたり、台詞の後半が息切れして聞き取れなかったりと言う、素人芸ならではの面白さではあったけど。人柄の良さも伝わって来て、楽しい時間だった。

 

八幡かおる

コント。クレーマー。旬が少し過ぎたとは言え、八幡かおる小池百合子のものまねネタをやるならもっと面白くしないとダメだと思った。そもそも髪型を変えてしまったら似なくなるのは、考えて欲しかった。

 

本日は晴天なり

コント。スーパーハードボイルド女。一回戦の2分ネタでは時間が丁度良くて勢いで見れたけど、4分でじっくり見ると同じ事を倍の時間ただ繰り返してるだけで淡白に見えた。

 

ソノヘンノ女

リズムコント。結婚間近。アラサー独身女性の間違った努力とそれをひたすら全肯定するというポジティブなネタ。エンタ芸人っぽいネタ。自分は結構良いと思った。

 

福士奈央

コント。栃木のクレーム解決。カモシカが栃木に関するクレームに答えて行くという何だかよく分からない不思議な世界観のコント。栃木ネタのリアルさ、ヘンテコな世界観、BGMの使い方が良くて無名芸人としては考えられないほどの受けを取っていた。追記。SKEの人だった。

 

スパイク

コント。旧友との再会。小川さん演じるメンヘラキャラが妙にリアルで面白かった。支離滅裂なボケをメンヘラキャラに押し込めた事で流れ全体が自然に見える。オンバトの頃は漫才をやってたけど、コントの方が断然いい。ネタのクオリティは文句無しだけど、ゴールデンタイムのネタ番組でメンヘラキャラが引かれないかどうかの判断はあると思う。

 

まちゃまちゃ

漫談。偏見。徹底したヒール振りで、キャラを演じてるというより素のまちゃまちゃが憂さ晴らしをぶちまけるような内容の漫談。ステージ上で着替え始めたり、警告音に文句を言ったり、受かる気ゼロで格好良かった。

 

くどうあやこ

コント。放課後の告白。平野ノラ系のなつかしワードを盛り込んだコント。

 

ゆいここ

漫才。イケメン〜しゃべる家電。女子小学生漫才コンビ。素人の女子小学生らしい、等身大の自然な会話の漫才ですごく良かった。JS版猫塾みたいな雰囲気がある。ボケの子の手振りやポージングの付け方がすごく良い。自分は漫才において、身体の動きは重要だと思ってる。テンポが明らかに早すぎたのでここでバッサリいかれるかもしれないけど、将来性やスター性を感じる。

 

ハルカ

歌ネタ。分かり合えない人。オリジナルソングで友達になれない苦手なタイプを歌う。割とありがちな切り口ではあったけど、見せ方が良かった。

 

とくこ(合格)

コント。森尾由美のお茶濁し。森尾由美になり切って架空の冠番組を演じる。森尾由美というチョイスに笑ってしまったけど、流石に「森尾由美のものまね」と言われてもなかなかピンときづらいものがある。ネタ自体は良かったけど。

 

さちまる

ものまね/コント。ふとっちょクイズ。前半にあったものまね部分が本日の瞬間最大風速。ただ、クイズネタになってからやや、ありきたりに感じられる所はあり、合否は微妙な所。

 

アユチャンネル

漫談。彼氏を作る方法。ハイテンション漫談。元気で明るさがありネタも面白かったんだけど、4分で見るにはちょっと内容が薄かったかもしれない。

 

TEAM BANANA(合格)

漫才。傷つけない表現。女性の内面の黒さを全面に出したネタ。ボケの子はかなり黒いけど、つっこみのぽっちゃりした人がぽわーっとしてゆるキャラみたいな雰囲気でコンビの調和が取れてバランスが良く見える。女性の内面の黒さを描いた漫才は、他に競合相手が少ない事もあるけど、TEAM BANANAが今若手女性漫才師で一番面白いと思う。

 

宮川家の女達

ショートコント。宮川家の子供、母、祖母による家族コント。会場は何故かかなり受けてた。宮川花子の演技力というのか存在感は有無を言わせないものがあった。二回戦は通るだろうけど、流石に決勝で見るには古臭すぎるとは思う。意外と決勝映えする気もするけど。

 

ハルカラ(合格)

コント。早退。テレビで見たネタ。事前に「ハルカラは決勝で見るのに丁度良いコント」だと思ってたけど生で見てもそう感じた。二人の仲良さげで息ピッタリの掛け合いを見ているのが楽しい。

 

沙羅

コント。ラーメン屋。一人三役でそれぞれものまねで演じ分ける。ものまね自体は上手いし面白いけど、コントとしてのまとまりは無かった。

 

メルヘン須永(合格)

フリップ+ものまね。事件。自分の体感ではメルヘン須永が一番よく受けていたと思う。導入から爆笑だったし、フリップも一つ一つしっかり受けていた。ただCMやテレビ番組や企業をネタにしてるから、上げてそのままやって問題ないのかは分からない。

 

石出奈々子(合格)

コント。ジブリっぽいコンビニ店員。去年のR-1準決勝ネタで少し違う箇所もあった。自分はこのネタが好き過ぎるのでとにかくもう一度生で見る事が出来て良かった。改めて面白いし幸せな時間だなーと思っていた。

 

まとばゆう(合格)

歌ネタ。手短にまとめたい。映画、ドラマ、アニメの内容を歌に乗せて短い言葉で伝える。分かりやすくて良いネタ。悪意や偏見ネタをやる人は他にも多いけど、短くスパッと言い切るのが小気味良い。

 

赤プル

漫談。茨城〜旦那の話。ほのぼのしていて良かった。

 

マリア

漫才。世の中に伝えたい事。身の回りの出来事や人に対して文句を言う漫才。マシンガンズの事を思い出しながら見ていた。

 

紺野ぶるま(合格)

コント。浮気。今年のABC決勝ネタ。当時はあまり意味が分からなかったけど、改めてじっくり見てようやく面白さが分かった。起業の話に行く件がちょっとズレる感じはするけど。