イメージや印象と、「何か嫌だ」みたいな感覚的な感情はなかなか払しょくできない。復帰したとしても茨の道というのは仕方がない。M-1に関して、今年はおそらく出演を見送ると思う。KOCもそうだけど、元々審査員的な立ち位置は後進に譲りたいといってたしこれもタイミングなのかもしれない。お笑いファンもいつまでも松本人志審査委員長がいなければ締まらないとも言ってられない。来年のKOCで、もし大会側が松ちゃんに戻ってきてもらい、今年代役を務めたじろうさんに降りてもらおうとするのであれば松ちゃんは辞退すると思う。ファンやアンチはそれぞれの考えが固まってるので、はっきりした結果が出てこない限り平行線みたいな所はあるけど、そんなに興味を持たない中間層の人たちがどんな風に受け止めているか。そしてどんな空気が生まれるのか。自分は、ビジュアルバム2と24時間大喜利2をやってほしい、あの頃に戻りたいだけの懐古趣味のファンだ。
令和6年度NHK新人お笑い大賞
Aブロック
軟水(コント「レストラン」)
エバース(漫才「利き腕」)〇
ラビットラ(漫才「挨拶」)
オーサカクレオパトラ(漫才「占い」)
ラビットラの時に電話が来て、集中が削がれたけど、まあでもエバース以外の3組はKOCやM-1で言えば、2回戦、3回戦レベルかなあって感じで、エバースだけがずば抜けてた。エバースはどのネタを見ても一定以上の面白さがあるのでM-1はネタ選びが大変そう。
Bブロック
かが屋(「コント「反抗期」)
ジョックロック(漫才「医療ドラマ」)〇
やました(コント「キャッチセールス」)
スタミナパン(コント「呼び鈴」)
かが屋はハートフルなかが屋らしいコント。他が跳ねなければこれかなという所で、以下3組で良かったのは、やました。と思ってたけど、ジョックロックの勝ち上がり。あんまり面白がり方を分かってない。ジョックロック、正面を向いて叫ぶつっこみが独特だけど、ネタはオーソドックスかなと思った。
決勝
エバース(漫才「煙草」)
ジョックロック(漫才「探偵ものドラマ」)
決勝戦は2組とも面白かった。エバースは1本目の流れに乗って大きく受けてハマってる。見ている側がエバースを好きになって楽しんで漫才に耳を傾けてるような雰囲気。ジョックロック、2本目はかなり良かった。優勝であっても不満がないくらい。ツッコミで大きく受ける感じが気持ち良い。髭で長髪の男性が若い女性向けのワードを入れて気持ち悪さを演出する感じなんかは分かりやすくて良い。ネタの精度はエバース、人柄や可愛げみたいなのはジョックロック、どちらを選ぶか難しい選択だったと思う。どの芸人さんも、NHKフィルターで見ると、オンバト芸人感が出る。
キングオブコント2024
ラブレターズが優勝する展開になるなんて想像もしてなかった。準決勝初日を見ていたので、順番や当日の空気や出来で、どういう流れになるのか、いろいろ想像を巡らせていたけど、ラブレターズの快進撃は想定してなかった。準決勝初日で、海岸のネタを見て、決勝にすら残らないと思ってた。あとやはり松ちゃんがいないのは物足りなかった。若い世代にとってはあまり気にならないのかもしれないけど。松ちゃんがどう採点するか、どういうコメントを言うか、どうボケるか、それがこの番組にとっていかに大きいのか実感した。バランスを取るために、浜ちゃんがボケるという流れになって、ふざけないで淡々と司会してくれって思う人もいるのかもしれないけど、浜ちゃんがボケてなかったら、本当に真面目なコントの大会になってしまう。審査員の世代交代論は同意できる部分が大きいけど、松ちゃんが抜けた穴を埋める人がいないという事がはっきり分かってしまって、M-1も出演しない見通しだし、今後の賞レースが勤続疲労もあって、松ちゃんがいた時代に比べて影響力が落ちるのは目に見えてる。松ちゃんは復帰したらたけしさんやタモリさんくらいまで現役続行して貰わないと困る。たとえば、濱家さんがMCで山内さんが審査員でいる、みたいなパワーバランスなら良いのかもしれないけど、今のバランスだと浜ちゃんがボケてきてもいなすくらいの事にしかならない。ネタの感想を書いていく。
切り口というか見せ方というか、新しさがあって現役コント師審査員からしたら、この手があったかという加点はあったと思う。そのうえで、兎さんのキャラの魅力もいかんなく発揮されてた。ただ昨年のカゲヤマの爆発を思うと、このコンビらしく、じんわりゆるっと面白い感じがあり、持ち味ではあるけど、インパクトは弱かった。1番手って、ファイナルに進めなくても印象に残るパターンがあるけど、あとあと思い返してあまり印象がない。個人的には思ったよりも点数が高いと感じた
このネタは過去の予選で見て、あんまりピンと来なくて、今回もあんまりピンとこなかった。面白がるポイントみたいなものがつかみどころがない。野球部のネタの方が好きで、あれを推してるのかなと思ってたので、それが見れず残念。
・シティホテル3号室
準々決勝、準決勝で見たので、このネタって、ネタバレしてると冷静に見てしまう所があって、予選で先に見ちゃったのが良くないんだろうけど、それでかなり印象が違う。準々決勝で初めて見た時はこれは決勝向きで受けるネタと思ってた。実際にしっかりウケて評価もされた。冷静に見てしまう部分というのは、バラシがあったあとは、その流れに沿って話が進むのが面白さなんだけど、予定調和に感じる所がある。もっとはみ出したり、見てる側の想像を飛び越えてくるような、いびつさがあっても良いのではないかと思えてしまう。ただこれはこれで綺麗にまとまった美しいコントなんで、その辺りは好みなんだろう。
・や団
や団は3人の芝居の雰囲気が心地良くて、ネタが変わっても個々のキャラが変わらないことが多いから見やすい。ネタも分かりやすくて王道。絶対面白いコントを見せてくれるという安心感があって実際に面白くて満足、なんだけど何か物足りない。過去のや団との闘いもあるだろうし、ここも見ている側の期待をいい意味で裏切るような意外性を求めているのかもしれない。あと蛇足だけどどうしても犬の心を思い出してしまった
・コットン
こっちを1本目に持ってくるのか。ロングコートダディの2本目もそうだけど、どんなに受けて面白くても評価されにくい、点が付きにくいネタというのは、お笑いを見ている側ははっきりわかるんだけど、当人たちはあまり考えてないのか、今ある持ちネタで上位2本の強いネタと考えた時に、必然的にそういうネタ(賞レースに不向きなネタ)を選ばざるを得ないのか。まあ賞レースに不向きなネタなんて幻想みたいなもので、大会や審査方法、審査員、当日の空気、不向きなハンデを覆すようなパワフルさを備えている場合もあるから、捉われるのもつまらないのかもしれないけど。きょん、ケツ、兎みたいに強烈なキャラの魅力があったり演技が素晴らしいプレイヤーが生きるネタをやらないと少なくとも今のKOCでは優勝できないと思う
十八番のスタイルで、個人的には面白かった。後半のケツさんの独白のくだりがたまらなくおかしい。5年連続出場してこれたのは、毎年ネタのパターンを変えてくる多彩さという部分があったと思うけど、今年のネタはどうしても去年の空港のネタが頭を過るし、ケツが一方的に理不尽に暴力を受けるというネタに見る側の耐性がつきすぎてる。安心して笑える感じがして、単純に笑いたいというだけじゃなくて、驚かせてほしいみたいなハードルの上がり方をしてる
毒舌散歩で1位通過。昨年の予選で話題になってたネタで、昨年の2本目予定のネタ。このネタも、ネタバレで印象が変わってくるネタなので(バラシが面白いネタは、何度見ても面白いという風になりにくいのが難点だけど、一発勝負のこういう大会では大きな爪痕を残せる)冷静に、めっちゃいいネタで面白いから、上位3組には絶対残ると思ってたけど、まあ予選に通い過ぎてネタバレが多いのは自業自得なんだけど、これですんなり通っちゃうのはちょっと物足りないかなあと思ってた
・cacao
めちゃくちゃ面白いネタだと思うけど、ワンアイディア一点突破ネタだと勝ち上がりはなかなか難しいんだろうと思う。オチに向かって行く展開がぼやっとしてたのは審査員と同感。
・隣人
このネタ、めっちゃ好きなので最下位は悲しい。音声読み上げ機能を使って、チンパンジーとおじいさんが会話するって、ちょっとあり得そうと思わせてくれるSFで、すごい発明だと思う。ずっと同じくらい面白いやり取りが続いて大きな波が来ないというのはよくわかる。賞レースは爆発や盛り上がりを求めているので、そういうのはなかったから辛めにというのは当然なのかもしれない。
昨年の準決勝ネタで2本目予定のネタ。ラブレターズ、隣人、ファイヤーサンダーと昨年のファイナリストが昨年の2本目のネタをスライドさせて、今年に持ってくるパターンが多い。準決勝2本制だとこういう渋滞が起きやすい。昨年、見た覚えがあるけど、見ながらああこういうネタだったな、こんなに良かったっけと思ってるうちに2位でラブレターズ初のファイナル進出。ファイヤーサンダーは盛り上がったし、他の組もそれぞれ面白かったけど、大会として面白いネタが続々登場するけど、決定打になるような瞬間が無いともやもやしてた最後にラブレターズが決めた。これまでの審査コメントでストーリー性の有無が語られてたけど、ストーリー性やドラマとしての魅力はラブレターズの1本目が一番観客の心を掴んだように感じる。ドラマ性ってあまり強くても、笑わせてほしいという気持ちになるから、今回のようにくだらなくて笑えるけどほのかに心に刺さる物語がある、という絶妙なバランスが求められると思うけど、なかなか難しい境地なんだろうと思う
よくわからないストーリーで、シュールというのがハマる言葉かもしれないけど、賞レースでやるには伝わりにくい世界観。審査コメントや採点の時点では、ラブレターズ大健闘したけど消えたかと思ったけど、このあとの2組が立て続けに期待の内側にとどまってしまい、あえて分かりやすいネタをやらなかったラブレターズが優勝するという、あまり見たことがない展開になった。芸人さんが好きそうなネタという意味で、3組の中では抜けてた
コットンの所でかいたことがすべてで、兎さんが一切登場しない、ピンネタみたいな構成のネタをセレクトした時点で優勝の目はなかった。いくら受けてたとしても大幅な減点要素になる
見てる間はちょっと弱いかなあと、1本目が最高傑作なのでそれとの比較もあり。ラブレターズはシュールすぎるし、ロングコートダディはピンネタだし、印象は弱いけど、正統派の分かりやすいコントをやったファイサンが無難に優勝かなと思ってたけど、芸人審査員は冷静にラブレターズの海岸と、ファイサンの野球部のネタを比較してジャッジした。ラブレの方が芸人さんが好きそうなネタであるというのと、台本や演技力など総合力が上回ってたというのはあると思うし、熱量があったという所も印象を上げたと思う。ファイサンはなんとなく淡々としてる
昔持っていた邦楽コンピ
なんとなく思い出したんだけど、当時は好きな曲がいっぱい入っててお得だなと思ってた。この選曲は凄いと思う。自分はあまり通らなかった渋谷系っぽいのも多い。なつかしいのでポチるか。
1 人魚(nokko) 2 恋人(鈴木雅之) 3 Nights of The Knife(TMN) 4 今夜あなたにフラれたい(谷村有美) 5 夢 With You(久保田利伸)
6 24時間の神話(VOICE) 7 愛はふしぎさ(米米CLUB) 8 THE SUMMER VACATION(PRINCESS PRINCESS)
9 BIG WAVEやってきた(渡辺美里)
10 I LOVE YOU(BODY)
11 [男] (久宝瑠璃子) 12 DAYDREAM(JUDY AND MARY) 13 N.O. (電気グルーヴ)
14 罪深く愛してよ(Chara) 15 今夜はブギー・バック(小沢健二 feauturing スチャダラパー) 16 すばらしい日々(UNICORN)
ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ
映画館で観てきた。あんまり感想を書くとネタバレになるので一言だけ。迫力のあるアクションバトルシーンを大きなスクリーンで見る事ができて最高だった。本当、漫画に出てくる喧嘩シーンの実写って感じがする