最近見たテレビ
よじごじDays【和田アキ子思い出の街!横浜昭和歌さんぽ】
町あかりが出演するというので視聴。喋ってるところすら見たことがなくて、昔発売したアルバムのイメージしかなかったんだけど、感情表現がはっきりしていてタレント向きで、慣れてる感すらあったことに驚いた。自分が知らないだけで、町あかりはこういったロケ仕事もしてるんだろうか。ローカル局の女性アナウンサーのような堅実さがあり、性の匂いがしない、お年寄りに好かれそうな振る舞いだった。スタジオゲストが和田アキ子、ロケの相方がダチョウ肥後と平成の芸能界のど真ん中みたいなキャスティングの中、存在感を示してたのはすごい。和田アキ子さんは依然として健在だけど、この世代のレジェンドは全盛期を知ってるから落ち着いたようにも見えるし、もう数字や結果に縛られる境地にいないので刺々しさもない。肥後さんは若い頃からそうだけど、人柄の良さや優しさが画面からにじみ出てくる。
すっかり にちようチャップリン 永野が選んだ売れてほしい 面白芸人に熱血指導SP
出演はデイエノボル、脳みそ夫、ダブルグッチー、ザ・ギース、おすし鐘ヶ江。この手の若手いじりに関しては、千鳥と永野さんは超一級に上手い。「チャンスの時間」と同じ構図。デイエノボルは「アリケン」とか「イツザイ」の頃の印象で、2008年とかだから、まだ変わらず活動を続けてることがすごいと思う。久しぶりに見て、容姿含めあまり変わってなくてうれしいし、とにかく何の意味もない、ただのおもしろだけで突っ切るスタイルが格好いいと思う。ザ・ギースは格好の餌食で、嫌いなのに敢えて呼んでるのではとすら思う。
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耳の穴かっぽじって聞け!
オリラジ中田敦彦回。考えたらこの人たちは、2004年とか、もう20年以上前にブレイクしたんだなと思うと本当に売れるのが早かったと思う。「エンタ」「笑いの金メダル」とかの世代、「レッドカーペット」も「あらびき団」もなかったし、「キングオブコント」も始まってなかった。ウエストランドはコンビ結成前。20代でゴールデン帯の冠番組も任されてた。TBSの「オビラジ」は結構見てた。
そこから「PERFECT HUMAN」での再ブレイクを経て、テレビよりもYoutubeに活動の軸足を置いて、あっという間に超人気コンテンツになり、いつの間にか吉本退社し海外移住し、そして5年ぶりに日本に戻ってきたと。
人々の日常に根付いてお茶の間の顔になるタレントではなく、ピンポイントで露出しカリスマを発揮するというブランディングは合っているように思う。
コンビとして活動したい、テレビにも出たいというような話を率直にしていた。もちろんオファーはあるだろうし、日本に戻ってきたことで、やりたいことがなんでもできる環境は整っている。ただ、たとえば、今の「千鳥」「かまいたち」「サンドウィッチマン」「バナナマン」のように、ゴールデン帯で安定したレギュラー番組を保つということにはならないと思ってる。
若い頃、番組をもった時に何もわからず、何もできずに終わったことを悔いていて、今の自分だったらもっと上手く振舞えたという思いがあるのは理解できるけど、シビアに言えば、タレント適性があり、突出した才覚があれば、20代であっても、失敗の中で何かをつかんでコンビの活動場所を保つことができたと思う。とんねるずもナインティナインも20代半ばで、先輩やお偉いさんに囲まれながら番組の座長を務め続けた。ただオリラジや中田あっちゃんの魅力というのは、先に書いたように、日常に根付くのではなく、たまに露出して、鮮烈なインパクトを残すトリックスターぶりにある。たとえば、また「検索ちゃん」に出るとして、どんなパフォーマンスをやってくれるんだろうか、という期待感は他のコンビに抱くものとは質が異なる。
“WWW & WWW X Anniversaries PAKiPOKi vol.2”
valkneeを目当てに見に行って、valkneeが最高だったのは当然として、全然知らなかった°pbdb(梅井美咲&北村蕗)という音楽ユニットのパフォーマンスに衝撃を受けた。電子音楽×ジャズみたいな。横笛が出てきて更に何でもありのカオスに。打ち込みの音を流すのではなく、生演奏してるのがすごすぎる。経歴を調べると本当にすごい人たちだった。どのくらい難しくて個性的な音楽をやっているかは、同じアーティストならもっと理解できるんだろうと思う。
ん・フェニは、アートワークからポップアーティストかと思ってたら、しっかりバトンを受け継いだ令和のオルタナロックだった。
我々は宇宙人
何も情報を入れずに劇場で見ることをお勧め。と言いつつ公式HPのリンクを貼る。
最近読んだ漫画
アマゾネスキス 1巻 意志強ナツ子
この作者の作品は、他に「マオニ」と「るなしい」の1巻だけ読んでる。「るなしい」は、ドラマが非常に良くて、思い入れが強くなった分、続きの巻に手が伸びなくなってしまってる。
会社員の傍ら占い師をしている主人公が、超感覚知覚を養うトレーニングを行っている、いかがわしいサロンに入会し、話が転がっていく。サロンは、風俗店に近いような怪しいマッサージを施す業態であるが、オーガズムの開発というところでとどまるものなのか、神秘的で崇高な境地であるのか、1巻の段階だとよくわからない。絵柄、ストーリーともに強いオリジナリティがあり、男性なのか女性なのかよくわからない風貌のキャラも出てくるけど、この絵柄だからこそ良くて、奇妙なストーリーともうまくマッチしている。
俺はまだ本気出してないだけ 2巻
40を過ぎてバイトをしながら漫画家を目指す男の話。主人公の話よりも、脇役の若い男がイケメンで若くてどうにでもなりそうなものなのに、無気力で無口で意欲がなく、ただ漫然と生きていて、人柄が良いのに不器用で失敗を繰り返すというやるせなさが、2000年代前半の空気であり、20代という世代の空気だなと自分の実人生と重ねて感じられた。俯瞰で見ると、このキャラクターのような男性を好む女性は多い気がする。女性読者を取り込むためには重要なキャラだと思うけど、表紙の「稲中卓球部」的なフォルムのキャラを見て、手に取って読んでみようと思う女性自体が少なかったかもしれない。
主人公の何をやってもうまくいかなくて、あまりやる気がないという気分もわかるし、サブキャラの心が動かないままでいる気持ちもよくわかる。めちゃ20代無罪モラトリアム漫画。思いのほか良かった。
ああ資本主義の悪の華はいつまで咲き誇るのか 1巻 今井新
図書館の地下で不思議な体験をした主人公がその謎を追う。記録係の男は図書館の地下に埋蔵金が埋まってると信じ、バーテンダーの女性とともに行動を起こす。
なんとなく、子供のころに「あの空き家には幽霊が出る」といううわさが出て、探索する、みたいなわくわく感を連想する。この作品はそれに加えて、「戦前のアナキスト文学」という、サブカル者の心をくすぐるキーポイントがあって、先人の知性を学ぶという側面もある。
主要キャラの3人がいかにも漫画という風貌で良い。漫画全体は背景が細密に書き込まれていたり、線が多く、ラフな作画というわけではなくキャラだけがラフに描かれている。「あくまで漫画であるべき」というキャラたちと、没入感をもたらす世界観の両立がなされていて非常に読みやすい。
なぎさにて 2巻 新井英樹
1巻は発売当時に読んで、あまりピンとこずそのまま放置していた。2巻に登場する湯川詠子というキャラクターがいかにも新井英樹漫画のキャラという感じで、魅力があり、主人公のなぎさを引っ張っていき、そこからグングン引き込まれる。1巻は、豆の木がある世界の説明とその世界に住む住人のキャラ紹介に留まっている感があり、ここから面白くなっていくのかどうか、ちょっと読めない雰囲気があった。新井英樹の漫画が特別面白いのは、癖のある重要な登場人物が多く、主人公は中心に位置するけどその中の一人でしかなく、個々の視点や個々の葛藤があり、重層的に描かれている所にある。「THE WORLD IS MINE」も「キーチ」もそうだった。
コロナ渦の時代のイメージと重ねて記憶してたけど、この作品の1巻が発売されたのは2015年でコロナよりもずっと前の時代だった。3.11があった後の世界とはいえ、あまり終末思想みたいなものがイメージしやすい世の中ではなかった。作中で描かれている豆の木の威力は甚大で、流行り病とは比にならない。流行り病ですら世界中で大パニックになり、日常生活において様々な変化を求められたのだから、こんな不可解で恐ろしい現象が現実が起きたらどうなるんだろうと思うけど、この漫画で描かれているように、死滅する未来を踏まえたうえで個々に心の準備や生き方の模索が行われるのだろうと思う。
最近見たテレビ
クレヨンしんちゃん ある午後の野原夫婦だゾ
話題のダウ90000蓮見脚本回。見る前から「ダウ蓮見脚本」「しんちゃんが出ない」「夫婦の会話劇」という情報が入ってたので、意外性はなく、特段良かったとも悪かったとも思えないけど、異色回ではあった。ギャグマンガでは、主人公が一切出てこない回や、あえてワンシーンワンカットというのはそれほど珍しくはなく、異色ものとして正統派だったといえる。もし、蓮見脚本ということを宣伝せず、クレジットも変名にしたら、また違ったザワつきがあったのかもしれない。
普段から「クレヨンしんちゃん」を見ているわけでもなくダウの単独公演を通してみたこともない自分のような通りすがりの視聴者としては、「蓮見がクレしんで異色の作品を作った。面白かったとは言えないが不思議な味わいはあった」くらいの感想で落ち着く。
異色回というと、ほのぼのした作品に闇や歪み、気味の悪さを取り入れてカルト的評価を得るという形もあるけど、作者が故人であり、批判が集まりやすい手法をやるデメリットのほうが大きいし、ダウはそういうグループでもない。
「白い靴下」というモチーフを選んだのは、かもめんたるオマージュなんだろうと思いそこは嬉しい気持ちになれた。
すっかりにちようチャップリン オンナ芸人大集合SP
忠犬立はガンガン笑わせるという感じではないけど、流れてる時間がすごく穏やかで、無理矢理な展開がなく、人と人の生み出す現象を描いているような自然さがある。
ハリセンボンの眼鏡がゆがんだおじさんのネタは、友近と春菜のコントで知ったけど、もともとコンビのネタなのか、もしくはコンビネタが後なのか。賞レースでは披露してないけど代表作になった変わったパターン。ハリセンボンは賞レースから手を引くのがめっちゃ早かったと思う。新M-1もおそらく出場してない。まあ出る必要もないわけだけど。売れるのも早かったし、テレビに安定してずっと出続けてる。吉本を抜けるのも早かった。結構不思議なコンビで独特の立ち位置にいると思う。
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MXグランプリ 異端芸人決定戦2026
ファイナリストは、大島の一番弟子、ふとっちょカウボーイ、イチキップリン、歩子、虹の黄昏。大島の一番弟子は、聞き取りにくい声で、ネタの当たり外れが大きいけど、「クレバーフィニッシュ」の決めは癖になる。「ひるおび」のネタ良かった。ふとっちょは安定して面白いけど、準決勝のネタのほうが盛り上がった。イチキップリンは、実はあまりネタを見たことがなく、ものまね系のイメージだったけど、ものまねにとどまらないネタでとても面白かった。芸人さんが好きな芸人というのはすごく納得する。自分が面白いと思うことをひたすら突き詰めてる感じ。マニアックながら、ポップで分かりやすさもある。
歩子はあらびき団で見る、形態模写ネタしか知らなかったので、替え歌ネタは新鮮だった。最後の最後でめまいがあり、心配だったけど、お客さんを安心させつつ不謹慎にならない程度にいじる、ベテランの審査員やMCのケンコバのフォローは良かったと思う。まあ内心、出演者も製作者側も冷や冷やしたと思うが。
虹の黄昏は、いつ終わるかもわからない大会だから、ちゃんと優勝できてよかった。本来であれば昨年優勝して、第1回チャンピオンになるべき人たちだったけど、池城どんぐしという超新星のインパクトに勝てなかった。もうこの人たちは確立したものがあるから、完成品だと思うけど、この結果を受けて今後どう変わっていくのか、それとも不変なのか。
MXグランプリ2026~異端芸人決定戦~|バラエティ|TOKYO MX
ウソかホントかわからない やりすぎ都市伝説スペシャル2026秋
下北沢タイムスリップ事件の続編が面白かった。LINE IDの顛末が知れたのが良かったし、まさかサイコメトラーが登場して、タイムスリップの真相に迫るとは思ってもなかった。まさに信じるか信じないかはあなた次第。あらゆる角度から取材して、こんな情報が入った、この論が立証された、と次々にカードが切られていく展開が面白い。異世界につながる、みたいな話は個人的には、そういう不可思議な現象が起きることもあると思ってる。科学や論理の積み上げで割り切れない何か、歪みのようなものは絶対にあるとさえ思う。
ウソかホントかわからない やりすぎ都市伝説【超能力&パラレルワールドに迫る】(テレ東、2026/9/27 18:30 OA)の番組情報ページ | テレ東・BSテレ東 7ch(公式)
刺さった歌詞
歌詞の一節が心に深く刺さると、その歌やそのアーティストは自分にとって一段深い、友達のような、おまじないのような存在になる。個人的に刺さった歌詞のフレーズを挙げてみる。
①「7月の雨なら」 西脇唯
こんなガラス張りのカフェじゃ泣けない
デビュー曲の出だしの歌詞。これはもはや小説であり、短歌のようでもある。たった一行のフレーズで、映像が鮮明に浮かんでくる。カフェで別れ話を切り出した男と、涙をこらえる女。
②「COSMIC RUNAWAY」 浅倉大介Pred. AXS
明日大人になる 少年と少女たちが
この表現の言い切りが気持ち良い。この歌は未成年の恋愛、それも駆け落ちを描いたもので、歌詞全体が、「明日どうなるかもわからない、子供たちが、大人や社会を振り切って、ここではないどこかを目指す」という非常にロマンティックで中二な歌詞で、立ち止まることもなく突き進み純粋で美しい表現になっている。
③「Over Sea」 Valknee
誰か誰かじゃない ないならつくる 輪になんかならないでも You stand out 飛ぶ
インディペンデントな活動を行っているvalkneeらしい、自分の居場所は自分で作る、群れないし馴れ合いはしないという意思表示。会社やコミュニティに所属していても、どこか浮いた存在でいたいと思ってる。「課長島耕作」で人生を学んだ身としては、何かや誰かに依拠するという事がダサいし、息苦しく感じる。
④「空を飛ぶ船 ROOM~#412~」 VANILLA
ママが泣いてもとめられないよ あいつとふたり生きていくから
これも未成年の恋愛を描いた歌詞。この一フレーズ目で、情景や熱い覚悟が伝わる。
⑤「僕を待つ君へ」 rumania montevideo
この曲は歌詞の一節を切り取っても伝わらない。全体感で味わうもの。
⑥「オレンジに塩コショウ」 アカシック
すっぴんで「好き」とかいいそうでやばい
理姫の歌詞は直感と実感で書いているような感じがあり、非常に感覚的で面白い。「遊び足りない気分を茶髪にして」「新品なスマイルされた」も表現として新しく現代的。
⑦「Dudada」 橘いずみ
どうせダメだと はなから あきらめしょげるの やめるんだ 君じゃない
人より劣っていたって負けていたって くらべてどうする
ええい くそっ 何やってんだ もっと上だ
この歌の歌詞に何度も励まされた、というよりは、自分の中に、橘いずみというスピリットが宿っていて、毎日、背中を押してもらっているような感覚。折に触れて歌詞を思い出したり、曲を聞き直して元気をもらってる。
⑧「26-Dec.11th ,1968」 橘いずみ
だけど何でもない 何でもない ひとりぼっちじゃないよね
どんなに疲れていたって 出かけていくじゃないか
この曲は人生の中で好きになった曲の上位3には絶対入る。「どんなに疲れていたって 出かけていくじゃないか」という一節は、みんな誰しも孤独や悩みや疲れ、苦しさを抱えながらも決してそれだけじゃなくて、楽しいことやうれしいこともいっぱいあって、今日は楽しい気持ちで過ごせるかもしれないという淡い期待を抱いて、玄関の扉を開けていくのだな、と妙に実感を感じる。
⑨「さかさまワールド」 GOING UNDERGROUND
今見てる世界が全部ウソだっていいさ 僕らには消しゴムでも消せない名前がある
現在と過去が違っても、過去は残り続けるし、思い出は消えない。たとえば、別れた恋人との思い出の品物を全部捨てて連絡先も消して痕跡を消したとしても、なかったことにはならない。思いあっていた二人が何かで揉めて離れ離れになって、顔を見るのも嫌になったとしても、昔思いあっていたという思い出は消しゴムで消しても消えない、みたいな感じ。
⑩「恋人みたいに。」さめざめ
あたしはあたしを絶対に信じない 所詮みんな裏切りものです
自分すら信用しない、という考え方は非常に共感する。というか自分が一番信用できない、とさえ思う。
午前3時 思考回路 ショート寸前
自分の中でこのフレーズのインパクトは、向井秀徳の「6本の狂った鋼の振動」「繰り返される諸行無常 甦る性的衝動」と同じくらい印象が強い。





