キングオブコント2026 準決勝進出者決定

まさかの天竺鼠復活エントリー、鬼ヶ島10年ぶり出場、マヂラブ久々参加と話題が多い。男性ブランコは不参加。もっとも決勝進出が難しい大会といわれるだけあり、勢いのある若手、脂ののった中堅、信頼と実績のベテランが混在しており、準決勝に進むだけでも至難の業。200組以上いる準々決勝進出者から、35組に絞られる狭き門。大会開催19回目となるため、過去決勝経験がある組だけで34組もいる。準々決勝は14日の二部と三部を見に行く予定。

 

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キングオブコント2026 8月6日 2回戦 二部

二部はほとんど寝てたので、まともな感想はかけないけど、グループ名やネタタイトルは何とかメモしてたから記録用として書き残す。三部は見ないで帰ってきた。

 

 

ラブラブシューティングスター(「犯人立てこもり」)〇

ダブルグッチー(「バスケ指導」)

バベコンブ(「上履き」)〇

たをぺ75000m(「娘さんをください」)

ただならぬ刀(「電車の見送り」)

おりゃー(「お医者様はいませんか」)

あやかしや(「東京の兄貴」)

マリーマリー(「日本観光」)〇

 

 

序盤の3組がそれぞれ良かった。ラブラブは万人受けするタイプ。無名ながらトップバッターとして会場を沸かせた。ダブルグッチーは意地悪いけど、こんなパターンもあるかと感心させられた。バベコンブはセンス全振りで、「学校の先生なのに話が超下手」というキャラ設定が自然に見れて、妙におかしかった。マリーマリーは、一段レベルが上がる感じがした。

 

 

ウィークリー習慣(「千羽鶴」)

東京山月記(「スーパーの歌レコーディング」)

見返り海人(「トリミング」)

コードレス化ポルカ(「メリーさん」)

シングシング(「放課後」)

サルベース(「ギャンブル」)〇

ブルーレディ(「悲しみ 発電機」)

ママタルト(「引っ越し」)〇

 

東京山月記は元ダニエルズあさひと元ゼンモンキーむらまつのコンビで、ダニエルズ時代のネタ。サルベースは半分くらいしか見れなかったけど、かなり受けてた。ママタルトはまたもう一段高い感じだけど、あまりKOCのコントっぽさがない。

 

 

ザンゾウ(「Barのマスター」)〇

寝ぼけ眼(「救急隊」)

鬼河童(「サッカーボール」)

雨傘(「芸能スキャンダル」)

おミュータンツ(「ナイトプール」)〇

グルーガン(「サッカー部をやめる」)〇

クロスバー直撃(「取り調べ」)〇

 

ザンゾウは相当よかった。よくあるパターンのネタではあるけど、Barのマスターのキャラが良すぎた。このパターンは結構普遍的なあるあるなので、どこでやっても強いと思う。鬼河童は、おもしろ荘やあらびき団やMX1なら可能性を感じる。グルーガンは、個人的にこの日に見たネタの中で一番、ネタの発想や表現の仕方が好きだったかも。ただKOC決勝の募集要項に適しているのかどうかはわからない。クロスバーは久々に見たけど、手作り小道具満載で楽しいネタだった。

 

 

青いデルタ(「ハイキング」)

マムツー(「人猫」)

よだれ模様(「卒業式」)

7図柄テンパイ(「」)

ねじ(「旅館」)

あなたとネ(「転出届」)

ぎょねこ(「少女漫画展開」)〇

 

青いデルタのあのへんな感じ、結構印象に残ってる。よかったと思う。7図柄からあなたとネまではほぼ寝てたのでわからない。ぎょねこはしっかり受けてたし、わかりやすい良いネタだった。ぎょねこは面白いんだけど、平和でほのぼのしてるので、KOCって結構殺伐として狂気性があるようなネタのほうが予選審査員に好まれる傾向があるように感じているので、そこでピックアップしてもらえるかどうか。準決勝までは固い。

 

 

ラニーノーズ(「夏祭り」)〇

わさびビッグバン(「居酒屋」)

パピヨン(「生産者の顔」)

メメント海(「正義のヒーロー」)

タモンズ(「ヤジおじさん」)〇

うちまつげ(「先祖の墓」)

ドンデコルテ(「相合傘」)〇

 

 

ラニーノーズは良かったと思う。KOCにはコットン、レインボーのラインがある。とにかくポップで楽しいネタ。

タモンズもかなり良かった。漫才コンビだけあり、会話のラリーでおもしろを増幅させていくので、食べ応えがある。

ドンデコルテは、眠すぎて頭に入らなかったんだけど、キャラクターネタで銀次さんがボケのネタだった。ちゃんと見直さないとわからないけど、受けは大きかったけど、KOCでもファイナル有力、というような感じはしなかった。

キングオブコント2026

キングオブコント2026 8月6日 2回戦 一部

8月6日は、一部と二部を鑑賞。まったく睡眠をとってない状態で、「見たい」という気持ちだけで無理やり行ったので、一部はともかく、二部は頭が回らないどころか、半分寝てた。こんなコンディションなら行かないほうが良かったと思う。こんな態度での鑑賞は出演者の方に失礼極まりない。各ブロックごとに感想。一部はお客さんが少なく、明確に受けてこれは行ったと思う組が少なかった。個人的に面白いと思った組に〇をつける。

 

 

赤ビーム(「ピーマンのおばけ」)

キズナ(「お母さんが買う服」)

おもち道場(「おごり」)

ビターロジック(「銃撃戦」)

忠犬立ハチ高(「人魚」)〇

パトルパ(「取り調べ」)

いかすぜジョナサン(「美術館」)

 

 

おもち道場や、ビターロジックもなかなか良かったけど、やはり総合力で物足りなさがある。新人や無名の人のコントは見方が難しい。単に面白いだけでなく、芝居の存在感の凄みやインパクトがないと印象に残らない。

忠犬立はよかったといえばよかったけど、実績を考えたらちょっと寂しい受け量だった。観客が少なすぎて、受け量が参考データになりえないけど。

いかすぜジョナサンは、独特な雰囲気があるコントをするコンビで好きなんだけど、純度が高い故、ちょっと分かりにくく伝わりづらいところがある。

 

 

ガチ銀河(「おっぱい散歩」)

青空娘(「キャバクラ」)

ちはる(「就職面接」)

茶柱(「オットセイ」)

スペシャル団子(「パスワード」)

素(「リアクションロボット」)

フタリシズカ(「工事現場」)〇

 

 

青空娘は、枠に余裕があればあげてほしいと思う。当て振り自体は新しい手法という感じではないけど、前に進まない会話が延々と続いていくのが妙におかしかった。

フタリシズカは一部の中で一番良かったかも。受け量も大きかった。上のフィールドで見たら物足りなさを感じるのかもしれないけど。このコンビは、早い段階で芸風が固まって売れて、ちゃんと受ける面白いネタを毎回作ってくるのがすごいと思う。

 

 

3時のヒロイン(「赤ずきん」)

ネオTOKYO(「セミナー」)

エグい速さ(「肘」)

ウスト(「20歳以上」)

今夜はブルース(「受験勉強」)

メリージェーン(「プリン」)

シカゴ実業(「待ち合わせ」)

パタパタママ(「福引」)

春とヒコーキ(「お化け」)

 

エグい速さはABCのネタ、春とヒコーキはツギクルのネタ。今夜はブルースから春とヒコーキまでは睡魔が襲いほとんど見れてない。シカゴ、パタパタ、春ヒコは結構受けてたと思う。

 

 

カラフルトロッコ(「取り調べ」)

炭酸水(「リストラ」)

チェット(「なかよしグループ」)

たまゆら学園(「ストーカー」)〇

ジャック・ロラン(「昼休憩」)

球技大会(「玩具に命を吹き込むスプレー」)

ブルーバケーション(「路上ライブ」)〇

スタミナパン(「腕相撲」)〇

 

カラフルトロッコはらぶおじのコンビ。たまゆら学園のこのネタは他で見たと思う。ブルーバケーションのネタはシンプルで非常に面白かった。案外この形でコントをきちんとまとめあげた人はいなくて、コロンブスの卵というか灯台下暗しのような印象を受けた。スタミナパンは世界観が結構ヘンテコだったけど、内容は良かったのでまあここは通るか。

 

 

ガタロウ(「電車迷惑おじ」)

しゃちほこダイナソー(「公園デート」)

BLUES(「ストリートマジシャン」)

美バンブー(「紙芝居」)

サイヤング(「占い」)〇

トワイライト渚(「サプライズ」)

伝書鳩(「環境委員」)〇

 

 

美バンブーは設定が古すぎるけど、ボケ役のほうの飄々としたしゃべりはすごい良かった。サイヤングは話がシンプルにまとまってて頭に入りやすかった。伝書鳩はこんなに良かったんだと驚いた。この調子なら準決勝にのるかどうかのラインにいると思う。

 

キングオブコント2026

キングオブコント2026 8月4日 2回戦 三部

きゅりあん小ホール、300近いキャパなのに、100人も入ってなかったと思う。印象としては50人強。例年、2回戦は埋まらないイメージはあったけど、こんなスカスカだったのは過去になかったかもしれない。

いい設定やアイディアはどの組のネタにも盛り込まれてるけど、総合的に見ると、どこか物足りない印象を受ける組が多かった。何組くらいあげるのかわからないけど、面白いと思った組、上がってほしい組は〇をつける。各ブロックごとに気になった組を中心に感想

 

 

フルヤセラ(「専門学校」)

おせつときょうた(「自動車事故」)

花ブービー(「おみこし」)〇

ビッグデチューン(「路上販売」)

オルトガ(「スーパー」)

カニメロン(「見送り」)

せみ時雨(「キックマシーン」)〇

ブラゴーリ(「ホスト」)〇

ウルトラキスミー(「海鮮丼」)

まじん(「勧誘」)

 

 

最初のブロックはかなり重かった。「ツギクル」で跳ねた花ブービーは、出番順が早すぎて、思いのほか受けきらなかった。せみ時雨はポップなネタで受けもあり良い感じだった。ただゲームネタの先人、クロコップが頭をかすめる。ブラゴーリは昨年もやっていたホストのネタで、ここは表現力や演技力、ネタの緻密さが一段上だった。

 

 

ユゴチカ(「居酒屋の予約案内」)

モシモシ(「卒業式」)〇

ディスコザムーン(「ラーメン屋」)〇

ミヤゼユリハマ(「花火大会」)〇

歌彫(「心臓」)

ラぺ(「一見さん」)

き展(「心霊番組」)

ををを(「アキバ系」)

ダックワーズ(「太鼓の達人」)

インポッシブル(「ボクサー」)〇

 

モシモシはさすがだった。3分の尺でてんこ盛りのストーリー展開、笑い所が満遍なく敷き詰められていて終始楽しいネタだった。ディスコザムーンは、メカイノウエが参加してるトリオのユニット。ギターと歌が効果的に使われていて、良い受け方だった。

ミヤゼユリハマはすごい良かった。丁寧に時間をかけて振って一撃必殺でドンって受けるのが爽快だった。

ラペの一見さんのネタ、くだらなくて面白かった。会話の掛け合いでおかしさが増幅していったのが良かった。

き展のネタは、シンプルすぎて厳しいかもしれないけど、3分コントだとこのくらいのほうが良く感じたりする。

インポッシブルはこのレベルに混じると、段違いで、インポッシブルのネタの中では並くらいだと思うけどさすがにここは通すだろう。

 

 

ほの字(「結婚のあいさつ」)

ぎゃー!責任転嫁(「本能寺の変」)

プレイヤー1(「星座」)

どしゃぶりガーデン(「面接」)

定期ていきーず(「戦力外通告」)〇

虫と兵隊(撮り鉄と遅延鉄」)

じゅんじゅんズ(「無人島漂流」)

マーキュリーズ(「マジック」)

キンボシ(「東京のバス」)〇

モダンタイムス(「産業まつり」)〇

 

定期ていきーずのネタ、受けもあったし相当面白かったと思う。自然な流れ、自然な行動に感じた。そして、お笑いって頭でっかちになりすぎるより、こういう原始的でくだらないものが結局強いと言う所がある。ロッチの「試着室」のように。

虫と兵隊は、どくさいスイッチ企画のコンビ。

キンボシのネタはニッチだけど、共感しやすく面白かった。全国で、どのくらいの共通認識があるものなのかがわからないけど。

モダンタイムスは、期待してたほどではなかったけど、このネタの出来なら何とか通してくれそう。

 

 

ジョニーヘンドリクス(「ラブレター」)〇

チュッパチャップリン(「機長」)

サスペンダーズ(「公園」)〇

パンツ万博(「犬を飼う」)

さすがに春(「フォトスポット」)

ア・ロングアイランド(「オーディション」)〇

スクラップス(「秘密」)〇

スパイシーガーリック(「診察」)〇

 

※野本とだーいーは欠場

 

ジョニーヘンドリクス、まったくの無名だけど、良いネタだった。色々なパターンがやりつくされている中、まだ掘ってない金脈だと思う。ネタバレせず、いきなりテレビでこのネタをやったら跳ねると思う。

サスペンダーズは大好きなコンビで、今年こそ決勝に、と期待を抱いてみていたけど、正直なところ、雲行きが怪しい。確かに受けてるし、面白いネタだと思うんだけど、自分はここ数年見ていて、凝りすぎて、不自然になってるのが気になってしまう。お笑いに行き過ぎてるというか。

ア・ロングアイランドはおもしろ荘でやったネタかな。受けが最後まで持続していた。

個人的にこの日一番笑ったのは、スクラップス。案外テレビで見ると、そこまでインパクトがないかもしれないという危惧はある。よくあるパターンのネタではあるので。でも見せ方や演技がすごい良くてはまってしまった。

スパイシーガーリックは、コンスタントに受けてたけど、ちょっとベタというかオーソドックスすぎたかもしれない。

 

キングオブコント2026

M-1グランプリ2026 KOC2026 ファイナリスト予想

 

 

M‐1

エバース ヤーレンズ 真空ジェシカ

ドンデコルテ 豪快キャプテン

イチゴ 豆鉄砲 ミキ TCクラクション

 

 

KOC

ジェラードン や団 イノシカチョウ

男性ブランコ サスペンダーズ

ガクヅケ モダンタイムス ダウ90000

ニッポンの社長 ザ・マミィ

 

 

ゴッドタン この若手知ってんのか⁉2026後編

 

 

ネットでバズりそう部門 番外編

 

ボチリスト

 

売れる気配がスゴイ芸人

 

1位 ドラマ☆麺

2位 あなたとネ

3位 深海魚

4位 エビカレンダー

5位 無尽蔵

 

とにかくヤバい芸人 

 

1位 イサカ・ジン

2位 エザワぴーく

 

 

深海魚の妹のほうが5歳から引きこもりだったというのは全然知らなかった。興味深いので詳しく聞きたいけど、あまりお笑いノリでいじっていけない難しさもある。イサカジンの東京から福岡まで歩いて移動したというエピソードもすごかった。

 

ゴッドタン:テレビ東京

ツギクル芸人グランプリ2026

 

はじめに

花ブービーがすごい良くて、優勝する流れに感じていたので、最終結果は意外なものに感じられた。この大会が好きなのは、「爆笑問題が司会をしている」という事による所は大きいと改めて感じる。各ブロックごとに感想。

 

 

Aブロック

惹目香花(コント「実業家のスピーチ」)

ネコニスズ(漫才「かわいいだけじゃだめですか」)

ぎょねこ(コント「ドッペルゲンガー」)

花ブービー(コント「おみこし」)〇

センチネル(漫才「潜入捜査」)

 

惹目香花は今年のR-1準決勝ネタ。特徴的なネタをトップバッターで披露して、印象に残ったという視聴者も多かったのではないかと思う。大会の雰囲気を占うトップバッターって本当大事で、ここが面白いと「このレベルのネタが今後も続いていくんだ」という期待感があおられる。増田さんが指摘してたように、後半の失速は否めないと思うけど、序盤から中盤にかけての盛り上がりがあったからこそだと思うし、後半まで勢いを持続させたり、最後に前半を超える、みたいなネタを作るというのは、想像以上に難しいことなんだと思う。特にこういう発想系のネタは。

ネコニスズは、見慣れてきているうえにネタに苦心してるように感じられる。キャラクター漫才の難しいところで、何をやっても赤ちゃんになってしまい、ネタごとの差別化がない。

花ブービーは昨年のKOC予選で見てすごくおもしろかった印象が残っていて、その時に見たネタだった。改めて見ることができてうれしいのと、やっぱり良いネタ、良いキャラだなと感心させられた。このままKOC決勝でも戦えそうだけど、KOCはネタ尺が長いので、そこに合わせた良質なネタが用意できるかどうかだと思う。

この大会のネタ尺は体感で短く感じる。3分台のネタが多かったと思う。wikipediaを見て確認したら「ネタの持ち時間は第1回がファースト・ファイナル共に4分、第2回以降はファースト3分、ファイナル4分」と記載があった。

センチネルはABCで見て、覚醒したかと思ったけど、緊張と緩和でいうところの緊張のないネタ、設定となるストーリーが荒っぽかったと思う。漫才だと3分という規定は苦しめられるかも。最終3組もみんなコントだったし。

 

 

Bブロック

ツンツクツン万博(リズム「Tシャツの柄」)

イチゴ(漫才「王子様」)

リバーマン(コント「心の声」)

春とヒコーキ(コント「おばけ」)

エビカレンダー(コント「カルバンクライン」)

 

 

ツンツクツンみたいなタイプが今のKOC決勝に上がったらどうなるんだろう?と妄想してしまう。バンビーノやにゃんこスターみたいに風穴を開けてくれる存在なのかもしれない。ただそうなってしまうには、プチブレイクくらいはしてるから、存在や手の内がバレすぎてる面はある。こういう飛び道具系のネタもみたいけど、そもそもコントなのかという問題はある。

イチゴはポカーンとされるか爆発するかのギャンブルみたいな所がある。

リバーマン。心の声を使ったメタ的なコントというのは珍しくないと思うけど、きれいにまとまってて見やすかった。真面目で献身的な風情のある女性を丁寧に演じてて、よかった。

エビカレンダーは今年のおもしろ荘と全く同じネタ。しかしいいネタなので改めて見ても面白い。イケてない中学生男子は普遍性がある。説明的な描写は少ないのに、芝居から漂ってくる気配で2人の関係性を感じさせる。

個人的には、総合力でエビカレンダー、リバーマンも良しという感じだったけど、ツンツクツンが選ばれるのも一つの正しい解のように思える。

 

 

Cブロック

ヒロ・オクムラ(コント「不動産屋」)

相性はいいよね(コント「記者会見」)

ヤッホイ(コント「バードウォッチング」)

群青団地(コント「事件現場突入」)

フランツ(漫才「ケーキ屋」)

 

ヒロ・オクムラはベーシックな3分のひとりコントとしては完成系に近いように感じた。ただあまり癖がないというか、この人にしか表現できない何かを感じ取れなかったかもしれない。

相性はいいよねは、芸人あるあるみたいな方向に行くと、それは芸人なんだから内向きなのではないかと思える。個人的には、前半の変な合いの手を入れてくるちょっとおかしいやつというまま、芸人っぽい方向にいかずに、進んでほしかった。

噂の天才コンビ、ヤッホイ。狂気性がありつつガンガン受けていければよかったんだけど、あまり受けがついてこず、単に不気味で怖いやつという印象のサイコ風のネタになってしまった。事前Vで「ネタ数が多い」という話をしていたけど、逆の言い方をすると、ネタ数が少なくて、どこでも受ける鉄板ネタみたいなのがあって、なんならその一本しかないくらいの人たちの、そのネタにかける思いの強さ、みたいなものと比べるとたくさんあるけど、絶対これっていう1本がないという見方もできる。天才の片鱗は垣間見えたので今後に期待したい。

群青団地は、昔やったオンラインゲームのネタの印象が強すぎて、今回のネタの発想も素晴らしかったんだけど、印象度としては薄く感じた。

フランツの漫才は、見やすく、ゆっくり、わかりやすくシンプルな形で進行するので好きなんだけど、やはりここも3分という尺は、M-1で慣れている視聴者からすると、どんなに面白くたって、途中で終わった、短いという印象を残してしまう。正統派タイプだったので、なおさら印象が薄くなってしまった。好きだけど、この感じならまだM-1決勝は難しいかなと思う。

このブロックは難しい。相性はいいよね、は芸人ネタという所に目をつぶれば完成度が高く受けも強かった。

 

 

ファイナル

花ブービー(コント「町会の出し物」)

ツンツクツン万博(リズム「上着を羽織る」)

相性はいいよね(コント「東京のお父さん」)〇

 

 

花ブービーは2本目のほうがよかった。自分の感性だと花ブービーがダントツ、満票でも驚かないくらい。独創的なネタの発想、唯一無二のキャラ、ワードセンスの強さ、全体のバランスが良くて、とびぬけて優れている。

ツンツクツンも個人的には2本目のほうが好きだった。この部分に着目して一点突破するセンスがすごすぎる。

相性はいいよねは、店長は独身で自由恋愛でオールOKといえばそうなんだろうけど、何か後味の悪いものが残るストーリーになっている。「東京のお父さん」という言い回しがそもそも一般的なのかという引っ掛かりがあるし、別のお父さん、というのはパパ活的なものを想起させて、それが「実は付き合っていた」というオチに黒い印象を与える。相性はいいよねは、昔どこかで見た「悪魔」のネタが好きだった。

 

ツギクル芸人グランプリ2026 - フジテレビ

お笑いコンビ解散の話題

ポイズンガールバンドに関しては、ダウンタウンを外して考えたら一番好きな漫才コンビなので、解散となったことについて何か書き残しておこうと思う。

実質的にコンビでの活動は10年ほど滞っていて、阿部さんは殆ど芸能活動から退いている状態にある。ここ5年くらいは、「THE SECOND」という大会ができたこともあり、コンビ活動の再始動を期待してた所はあった。ただ、吉田さんのインタビューを見ると、コンビ仲がどうこうということではないんだろうけど、殆ど交流がなく、たまに連絡が来る程度のようだったし、「阿部ちゃんの気持ちが向いてくれれば全然やるけど、もう戻ってこないっぽい」というニュアンスの言い方をされていたので、難しいんだろうなと思ってた。ポイズン復活してほしい、みたいな話題になる時の吉田さんは、ちょっとつらそうに感じてた。でもファンとしてはそこでなんでもいいからコメントしてくれて、ああそうだよね、と思えるだけでもうれしかったという複雑な思いを抱き続けていた。

個人的には、コンビ再活動に微かな期待をもって、これからもずっと待つのも辛いなという思いがあり、ここで一区切りつけてくれてよかったのかなあとも思う。

バンドでも芸人でもそうだけど、メンバーが欠けてなくて、健康状態が良好なら、本人たちの気持ちひとつでいつでも再開はできるし、解散したあと再結成なんていうのはよくある話でもある。おじいさんになったころにふらっとルミネで漫才をやる、なんてこともあるかもしれないとは思う。

東京ダイナマイトも松田さんが脱退というニュースが6月にあったけど、これまでの経緯や、コンビ活動の実情、二郎さんの体調やできることの範囲などを考えたら、軽々に「コンビ解散しないでほしかった」なんてファンのエゴをぶつける気持ちにはなれない。

好きなお笑いコンビに関しては、とにかく、当人たちが「自分たちはこうしたい」という方向を決めて、コンビ同士や事務所スタッフ等と話し合って出した結論をファンは尊重して、その後の個々の活躍を応援するよりほかにやりようがない。

わらふぢなるおも解散を発表した。当初はあまり気にならないコンビだったけど、なるおの平場力の高さや、ポーカーフェイスでくだらないボケを繰り出すふじわらさんの素っ頓狂さが馴染んでいって、どんどん好きなコンビになっていった。オーソドックスなボケとつっこみで構成されたコントは、今の時代においては少数派で、却って魅力的に感じていた。

いつかKOC決勝に返り咲いてほしいと思っていたし、漫才も面白かったので、M-1決勝も期待してた。わらふぢなるおは、それぞれ最高の相方だと思うので、他の人との組み直しはしないと思う。ポイズンも吉田さんは遊びでほかの人たちとの漫才ライブはやるだろうけど、正式に誰かを相方に据えたコンビ活動はしないと思う。

わらふぢなるおは、ここ最近賞レースにエントリーしてなかったり、コンビ活動が減っていて、「解散するのでは?」とお笑い界隈ではずっと囁かれていたので、「ああ、やっぱりそうなんだ」という感想で驚きは少ない。それでも、やっぱりポイズンもわらふぢも解散することに対して、残念で悲しい気持ちがあるのは、好きだからしょうがない。