M-1グランプリ2018

 

ファーストラウンド

 

●見取り図(「彼女がほしい」)606点/9位

スーパーマラドーナ(「良い人のふりをした隣人」)617点/7位

かまいたち(「タイムマシーン」)636点/5位

ジャルジャル(「国名分けっこ」)648点/3位

ギャロップ(「コンパ」)614点/8位

●ゆにばーす(「遊園地ロケ」)594点/10位

●ミキ(「ジャニーズ」)638点/4位

●トム・ブラウン(「ナカジマックスを作る」)633点/6位

霜降り明星(「豪華客船」)662点/1位

●和牛(「ゾンビ」)656点/2位

 

ファイナルラウンド

 

ジャルジャル(「決めポーズ」)0票

●和牛(「オレオレ詐欺」)3票

霜降り明星(「小学校」)4票

 

 

今年は審査員コメントに多く時間が割かれていて共感する部分ばかりであまり追加で何か書いておきたいことというのが無い。今年一番強く感じた事は、漫才のお題が良いかどうかでそれがいまいちだと、その話がずっと続いて行くのでしんどく感じられてしまうんだなーという事。自分が見終わったあとにじっくり考えた点数はこんな感じ。

 

 

 

ファースト

 

●見取り図86 ●スーマラ88 ●かまいたち90 ●ジャルジャル95 ●ギャロップ88 ●ゆにばーす85 ●ミキ91 ●トムブラウン97 ●霜降り93 ●和牛90

 

ファイナル

 

ジャルジャル90 ●和牛98 ●霜降り93

 

 

 

一巡目はトムブラウン、ジャルジャルが良かったという志らくさんと同じような採点。志らくさんらのコメントが厳しくて場が冷えたという意見を目にするけど、個人的には厳しい意見が出る緊張感強めのコンテストの方が初期のM-1っぽくて好きだ。 各組一言ずつ印象。

 

見取り図

架空の名前ネタがじわじわ嵌ってくる。ネタを見た直後よりも見終わって何日間か立つ今ぐらいの方が可笑しく感じられる。ただ「マルコ牧師」と「あたおか」が同じコンビの同じネタと思われてない可能性はあると思う。もっと言えば「あたおか」は覚えられてないかもしれない。ネットスラングとして定着しそうなフレーズだが。 

 

スーパーマラドーナ

松ちゃんと同じ感想。決勝4回目なので色々考えたのかもしれない。

 

かまいたち

自分は同じ話が繰り返される割には後半にかけて盛り上がって行かないなあという印象だった。

 

ジャルジャル

何だかよく分からないけどすごい、面白いとしか言い様が無い。漫才らしく見えるように工夫したと本人達が話してたけど、その辺は言われてみれば見やすくなったかも。

 

ギャロップ

無名の新人であれば「すごいのが出て来た」って感じなんだろうけど、お笑いファンにはそこそこ知られてるのでインパクトは薄く、いつも通りのいぶし銀のギャロップという印象だった。ラストにしてはちょっと地味な内容に感じられて、ハゲネタの方が分かりやすかったなーと思う。打ち上げの動画の千鳥の弄りで大分救われてる。確かに「ハゲ方が面白くない」が今年のM-1のハイライトかもしれない。

 

ゆにばーす

設定だったり二人の関係性だったり、どう見て良いのか分かり難い部分が多かった。

 

ミキ

志らくさんが言うように新しさが足りないのかと思うかと言うと、ミキはこれで良いような気がする。ただ他のコンビと比べるとあまりにオールドスタイルだなあとは思う。弟さんの方はネタ作りも演技も良いけど、人間性が見えて来ないのでそこが出てくればまた新鮮に見えるのかも。

 

トム・ブラウン

こんなに混沌としたネタなのに分かりやすい形でパッケージされてる。こんな見た目なのにキャラクターが立ってて格好良くさえ見える。不思議なコンビ。何回も録画を見返すし、笑ってしまう。まあ好みとして。みちおの声とか表情の演技がたまらん。

 

霜降り明星

「小学校」「アンパンマン」「カラオケ」という昔からやってるネタ以外はピンと来てなかったけど、このネタはすごく面白かった。つっこみもボケも新しいというか独自の事をずっとやっているんだなーと思った。好みで言えば少し下がるけど、ボケ数と受け量、熱のこもり方、クオリティ、あらゆる面において賞レース向きの漫才だったと思う。

 

和牛

正直、一本目はいまいちに感じて落ちるかなーと思って見ていた。二本目は和牛らしい歪みが出ているネタで好みだった。川西さんの悔しい顔の演技の所で「ああ優勝ネタの雰囲気」と思ったんだけど。二本のトータルで考えたら霜降りの方が上だったかもしれない。