1、2巻は未読。やっぱり面白いなあ。福本作品自体が独特だけど、この「黒沢」は特に独特。スーパーの試食品をめぐって店員と一悶着を起こしたり、拾ったエロ本をネタに脅しをかけようとする仲間を咎めたり…こう書くとギャグ漫画以外何者でもないんだけど、ホームレスの世界を描いてるだけに無邪気に笑えず考えさせられる部分の方が大きい。それでも笑ってしまうのは黒沢の計り知れない愛のせいかもしれない。そして人間としての誇りについて語る黒沢の言葉達が熱い。生きていく上で一番大切な事がこの作品の中でたくさん描かれていくんだろうな。
