ENGEIトライアウト

月一特番の「ENGEIグランドスラム」のサブ番組。レイザーラモン、学天即、ニューヨーク、エレファントジョン、磁石、ウエストランドがネタ披露。以下、各組の感想。

レイザーラモン。漫才。メンディー。今回は博打ネタではなく、オーソッドックスで古典的なスタイルの漫才。とにかく分かりやすくシンプルな内容。どちらが魅力かと言われたら難しいけど、こういうスタイルも良いと思った。漫才においてHGのゲイキャラって邪魔になってくるかもしれない。今回のようにつっこみ役に徹してくれた方がすっきりして見やすい。一発屋同士の芸人がベーシックなボケとつっこみの掛け合いをする姿を見て、こういう形で舞台に戻って来るというのはすごい事だなと改めてしみじみ思った。

学天即。漫才。どうでもいい質問。ネタのパターンは変わらないけど、以前よりも掛け合いが多くなってて会話になってる。銀シャリもそうだけど、もう既にこのキャリアにしてベテランの風格が漂ってて、じいさんになっても舞台に立ってる姿が透けて見えてくるようですごい。

ニューヨーク。漫才。ヤンキーと教師。この一個押し感が千鳥っぽいなあと感じたりした。ただ、つっこみの多彩さやボケの演技力や存在感、話の持って行き方が上手いので単調なやり取りが延々続く、というような印象はなく終始楽しかった。

エレファントジョン。漫才。自分を変えたい。久々に見たけど、あんまり面白くなかった。この後に出て来る磁石もそうなんだけど、ボケのパターンとしてありがちすぎるんだよな。エレファントジョンはそれを逆手に取ったような開き直ったスタイルだというのは分かってるんだけど。

磁石。漫才。レストラン。ここはネタが細かくて凝ってて面白いと言えば面白いんだけど何かしっくり来ないのはなんでなんだろうといつも思う。構成なのかコンセプトなのか。今の形がベストの気もするけど、こういう内容だと引っ掛かりが無さ過ぎる。

ウエストランド。漫才。世界征服したい。俺は今回の6組の中では一番面白いと思った。ネタ臭いのが続く中でこういう自分のキャラクターそのままぶつけるしゃべくり漫才というのがリアルでもっともらしく感じられた。井口さんは間違いなくフリートークも面白いと思う、というのはずっと言い続ける。画像検索の件すごく良かった。