伊勢正三「ほんの短い夏」
ISE SHOZO ALL TIME BEST~Then & Now~
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キングオブコント2017 1回戦(2017.7.28)
Fグループの途中から観覧。約50組くらい。メモは一切取らず。M-1でもKOCでも1回戦はアマチュアや素人が大半なので細かいレポを書くのは今後やらないかもしれない。
名前のある所はみんな1回戦は通るかなと思って見ていたけど、案外厳しくて三日月マンハッタン、コマンダンテが容赦なく落とされてる。有名所で言えば、三日月マンハッタン、ブッダマリア、ペンギンズ、モダンタイムスが面白かった。
ペンギンズは漫才の時と殆ど変わらないスタイルだったけど、ブレイク真っ最中の芸人のオーラが凄かったし、ネタも面白かった。ブッダマリアは自分が見た範囲では一番良かった。このネタをそのままテレビでやっても受けそう。
無名組で言うと、名前が分からないけど印象に残ってるのは、引っ越しのコントした人達、コンビニでおじさんが嫌がらせするコントをした人達、夕食の準備をする男女を描いたコントをした人達が良かった。ばっさり落とされてるけど、自分が見た50組くらいの中で半数位は面白いコントだった。
7月28日の合格者
●ピーマンズスタンダード
●下町ミュンスター
●そいつどいつ
●プール
●じなんぼ〜いず
●エピタフ
●スーパーRZ
●トーキョーハコクラブ
●コーヒールンバ
●イヌコネクション
●ピーチ
●火災報知器
●ブッダマリア
●メクルメクリン
●ザ・ギンギンマル
●ペンギンズ
●モダンタイムス
BUCK-TICK「BRAN-NEW LOVER」
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新しい波24 第16回
第38回ABCお笑いグランプリ
ゲストコーナー
●矢野兵動(漫才「世間話」)
●ジャルジャル(コント「数学の先生」)
Aブロック
●からし蓮根(漫才「保育士」)
●ラフレクラン(コント「告白」)
●ゆりやんレトリィバァ(コント「シャネルのCMの世界観」)
●マルセイユ(漫才「放課後デート」)
Bブロック
●ロングコートダディ(コント「服装チェック」)
●ジャイアントジャイアン(漫才「星の数ほど女はいる」)
●田畑藤本(漫才「勉強ができる奴は損をしている」)
●THE GREATEST HITS(コント「映画の予告」)
Cブロック
●紺野ぶるま(コント「浮気」)
●ツートライブ(漫才「幽霊を見た話」)
●霜降り明星(漫才「カラオケ」)
●ハナコ(コント「ハチミツ」)
決勝
●ロングコートダディ(コント「旅人」)
●霜降り明星(漫才「小学校」)
各組一言ずつ感想
●からし蓮根
昨年のM-1予選で話題になったコンビ。真顔で淡々とボケるというのがこのコンビの持ち味だけど、こういう大会で見るとちょっと地味に感じる。この芸風ならシュールでぶっ飛んだボケがもう少しあって良いと思う。後半はらしさがあって良かったけど前半はあまり個性を感じず凡庸な漫才に見えた。
審査員が指摘してたけど、ラフレクランの別のネタ(「キラキラしてる」)の視点を変えただけという感じがした。意地悪な言い方をすれば、女性が喜びそうなネタだなあという感想しか無い。
このネタは何が面白いのかよく分からなかった。
こういうノンスタイルみたいな漫才は苦手なんだけど、Aブロックの中ではマルセイユが一番良かった。設定も内容もスタンダードを絵に描いたような漫才だけど、その中にマルセイユの個性やセンスがしっかり感じられた。笑い所を沢山入れる漫才は古いなんて言われるけど、こういうコンテストで見ると印象がいいというか高い点数を付けたくなるのはよく分かる。細かいボケのラッシュとそれを丁寧につっこむお手本のような漫才。革新性は皆無だけど。
2本目は踊りの時間が長過ぎた。2本共、登場人物を3人にするという工夫があったけど、奥行きがあって良かったと思う。
2本共良かったけど、自分は2本目の「旅人」のネタの方が面白かったので点差が開いたのは悲しかった。1本目は地味な設定だったけど、リアリティがあってじわじわ面白さが広がって行く良いネタだと思う。この2人ならではのシュールな空気感や他と重ならない独特な視点があってすごく良かった。
一人喋りが加速するという進化というか変化があった。一人喋りする方がはっきりと分かりやすい形でボケに見えたのは良かったかもしれない。
●田畑藤本
論理的でありながら熱量や実感が伝わって来てすごく良かった。ほぼ藤本さんの独壇場で田畑さんの存在感が薄かったけど、田畑藤本が面白い時って藤本さんが突っ走ってる時が殆どの気がする。
●THE GREATEST HITS
ネタのアイディアがすごく面白かった。音響の使い方が本格的で安っぽくなかった。ネタとしては1個目のどういうネタなのか分かる所が一番面白くてその後やや繰り返しに見えて1個目を超えていかなかった感じがあって物足りなかった。
何の話をしているのかよく分からなかった。酷いなら酷いでもっと酷くしてくれないと中途半端に感じる。
●ツートライブ
イキリ漫才。ただノンスタイルとか、キングコング西野とは全然違うテイスト。演技じゃなくて地に見えたし、こういう感じの人いるなあという所をネタに落とし込んでいて自然に見えて良かった。
動きのボケって一瞬何をやってるのか分からないからつっこみが早く感じるんだけど、待ってるとテンポが悪くなるからしょうがないんだろうな。去年からやってるネタだけど確実に進化させているのが嬉しい。まだまだ若いコンビなので成長が楽しみ。現状でも充分勝てそう。
●ハナコ
あんまりこのネタ好きじゃないんだよなーと思いながら見ていたけど、ぶっ飛んだ設定で終わらせずに展開が広がって行く感じが賞レース向きの作品性のあるネタなんだなあと思った。
各ブロック毎に審査員が1〜4位まで順位を付けるというのをやっていたのでそれに倣って順位を付けてみる。
Aブロック
1位マルセイユ2位からし蓮根3位ゆりやんレトリィバァ4位ラフレクラン
Bブロック
1位ロングコートダディ2位田畑藤本3位THE GREATEST HITS4位ジャイアントジャイアン
Cブロック
決勝
PANTERA「I'm Broken」
Far Beyond Driven (20th Anniversary Edit
- アーティスト: Pantera
- 出版社/メーカー: Atlantic
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