黄昏流星群セレクション 星雲の巨石

1作目の「星雲の巨石」はJホラー、3作目の「死滅する星」は近未来の超高齢化社会を描いたSF作品で、ジャンルの振り幅が広すぎて何を読んでるか分かんなくなってくる。面白いのは確かなんだけど、中年の恋愛というメインテーマが端に追いやられてしまってるような。2作目の「3つ星ピッツェリア」は老婆のいじらしくて慎ましい片思いを描いたハートフルな傑作。終わり方が印象的。