POISON吉田と5人が漫才 2015.7.22

POISON GIRL BANDの吉田さんが様々な芸人と漫才をする企画ライブ。漫才台本は全て吉田さんが作成。今回のメンバーは、学天即奥田、囲碁将棋文田、馬鹿よ貴方はファラオ、千鳥ノブ、スピードワゴン井戸田。ネタをやる前に吉田さんによる各人の紹介VTRが入る構成。以下コンビ毎の感想。

×学天即奥田。

吉田さんがボケ。ちょっとした言葉遊びからシュールな世界へ引き込まれるポイズンらしいネタ。そしてその世界に全く付き合う気がない奥田さんの佇まいが力強い。たまに「考え過ぎじゃないか」と思うような凝り過ぎたつっこみワードが奥田さんに限らずあるけど、吉田さんが作ったからなのかそういうのがなくシンプルなのが見やすかった。「台本はあるけど、ある程度自由に突っ込んでもらう」と言ってたけど、どこまで台本なのかは全然分らなかった。

×囲碁将棋文田

吉田さんがつっこみ。紹介VTRの「囲碁将棋 meets POISON GIRL BAND」という言葉にグッと期待値が上がったけど、囲碁将棋っぽいネタだったかな。この2人によるシャッフルなら、つっこみ無しとか場に応じてボケたりつっこんだりというような自由型を見たかったという思いもある。あと最近の吉田さんの怒ってるようなつっこみがどうしても好きになれない。

×馬鹿よ貴方は平井ファラオ

吉田さんがつっこみ。2組のネタのテイスト、テンポが近い事もあってすごく自然にマッチしてた。他の組に比べて、こういうコンビとして活動してても成立しそうというか。シンプルにファラオのキャラクターショー漫才だった。

×千鳥ノブ

吉田さんがボケ。前半は千鳥っぽいシンプルなネタだったけど、後半に掛けてじわじわポイズンらしい不条理な世界へ。正に千鳥×ポイズンな漫才だった。この後に出て来る潤さんもそうだけど、やっぱりタレントとして売れてる人が舞台にたった時の存在感というのがすごいなあと思った。千鳥は漫才台本というのを作らないらしくて、古いネタは覚えてないのでyoutubeを見るとの事。ラバーガールもそんな事言ってたような。だから「癖がすごい」のネタはあんなに変化するんだろうな。

×スピードワゴン井戸田潤

吉田さんがボケ。この人はつっこみがどうとかネタがという事じゃなくて、人間味というか人柄というかそういう愛されるキャラクターの部分が全面に出る感じ。とにかく「潤さんが喋ってる」という状態であれば、ネタなのか台詞なのか即興のフリートークなのかという事なんて関係ないというか。アンタッチャブルの柴田さんもそうだったけど、おそらくキチッとはやってないだろうし、その方が合ってるタイプのように思った。告知してたスピードワゴンのフリートークライブに行きたくなった。