女芸人No.1決定戦 THE W 2020 とりあえず

Aブロックは紅しょうがよりもTEAM BANANAの方が好みだった。早口でよどみなく捲し立てる山田さんの喋りが心地良く、それをおっとりとしたテンポで受ける藤本さんの返しもまた心地良い。紅しょうがはアインシュタインの漫才を見ているようなもどかしさを感じる。オダウエダは他のネタも見てみたいと思わされるような不思議なコントだった。個人的なクライマックスは、BブロックのAマッソvsゆりやんだった。THE Wはルールが変わっているので、レギュレーションで言えば異論はないけど、純粋に今日の上位2組が吉住と紅しょうがだったのかと言うと疑問が残る。自分の印象は1Aマッソ、2ゆりやん、3吉住、4ぼる塾だったかな。Aマッソは映像漫才とは聞いていたけど、分かりやすさ、斬新さ、Aマッソらしさを兼ね備えた内容で、近未来の漫才を見ているような感覚になった。純粋に漫才が好きな人には、反則に思われるかもしれないけど、自分は、従来の漫才の枠組みに捕らわれない自由な表現に感動していた。ゆりやんは、ネタもそうだけど立ち居振る舞いも含めて、常に戦闘モードで、狂気すら感じる。あんなXXXXなネタで、いやだからこそ子供が楽しめるようなポップさがある。今回改めてゆりやんは化け物という認識を持った。