毎年何組かはM-1ファイナリストがいたけど今年はゼロで、準決勝進出者がちらほらいる程度。15年以上のコンビがいるのは、THE SECONDを見据えてなのか、15年以下のコンビが不作だったのか、その両方なのか。久々に全組感想
ぐろう(「スマホの手帳ケース」)
言われるまで気づかなかったけど、確かにそうかもしれない、という意味では鋭い視点だと思うけど、必ずしもそうでもないような気もする。そんなことをぼんやり感じながら見ていたのであまり没入できるお題ではなかったんだと思う。
センチネル(「ニューヨークの不動産」)
今年のM-1セミファイナリストで、準決勝のネタ。特に外すこともなく、高いアベレージで受けが持続してる楽しい漫才ではあるけど、特にこれっていう何かがない。
ななまがり(「ファンの出待ち」)
見慣れてきて安心感すら漂うというのは良いことなのか悪いことなのか。平場でやってるパラレルワールドネタと変わらない構成で、楽しいのは楽しいけど、こういう芸風なのに凝り固まるのも寂しいと思う。
ヘンダーソン(「ぼったくりバー」)
途中で、動きを合わせるところで「めちゃくちゃ練習してきてる」とぶっちゃける場面があるけど、あのシーンに限らず、練習してきてるという印象が強い。ボケがパターン化しすぎてて、安定はするけど、驚きがない。M-1ラストイヤーの準決勝であんなに笑ったのに、型も内容も変わらなくて退屈に感じるようになるとは思ってもなかった。
スタミナパン(「キャバクラ」)
バレまくってるネタだけど、やっぱりこのネタは面白い。
ランジャタイ(「礼儀の正しいゴリラの作り方」)
ここもネタのタイプは昔から変わってないんだけど、久しぶりに見たら意味が分からなすぎるナンセンスな世界にどっぷり浸かれた。芸風的にもTHE SECONDと合いそうだし、期待が持てる。終始意味不明な話をする国崎さんと、ただただ傍観者の伊藤さんのシュールなやり取り。自分が1票投じるならここ。
豆鉄砲(「新幹線弁当」)
今年の準決勝ネタと比べると落ちるけど、豆鉄砲はこのレベルの新作をどんどん作れる才能があるコンビなんだなと、うれしくなった。物事のとらえ方、違和感の抱き方、みたいなものに独自性がある。
リニア(「写真集」)
THE SECONDで毎年惜敗して決勝に進めない不遇のコンビ。予選会で高得点を記録した代表的なネタで勝負。盛り上がり方、観客の心を動かしたという意味で受け量的に一番だったかも。
おおぞらモード(「井戸端会議」)
もりさんの素朴なキャラ、長山さんの芸達者な女形との掛け合いが魅力で、ここ数年の賞レースで決勝まであと一歩というところまで勝ち進んでる注目コンビ。女性2人の会話という設定は、長山さんのしゃべりのキャラを考えると結構限定されるような気がして、その中で自然に見れる設定を選んでいると思う。個々のキャラ対決、交差してほっこり終わるエンディングまで完璧なんだけど、ほっこり芸風は、めっちゃ好きな人がいる一方、物足りないと感じる人もいるだろうと思う。
ムネタ(「ライバル」)
キャラが強い。演説のようなしゃべくりの内容はばかばかしくてよい感じ。後半まで持たない感じはあった。
オッパショ石(「人魚」)
以前ネタを見たときは可もなく不可もなく、みたいな印象だったけどかなり面白くなっていて驚いている。後半はちょっと弱かったと思うけど、人魚のキャラだったり、動きと言葉を織り交ぜた印象的なボケも多くあり、かなり良かったと思う。
バッテリィズ(「茶道」)
さすが昨年のM-1準優勝コンビだけあり、忙しかったであろう今年にもし参加してても決勝まで勝ち残れたのではないかという出来。テーマが地味で興味を持たれにくいという面はあるけど。ただこのコンビはシステムにはめるタイプなので、こうして年末年始や通常のネタ特番でたまに見るくらいの感じが丁度良いと思う。
きしたかの(「子供の名前」)
昨年だったかのM-1準決勝ネタ。面白いネタだと思うけど、冷静に見ると、行儀よくボケの話に付き合いすぎてて、会話としては不自然に感じる。
ネコニスズ(「赤ちゃんはかわいい」)
最初のほうの脈絡のないボケが、回収されるとはいえ、入り口がちょっとわかりにくい気はする。ただしゃべくりでキャラ紹介、コンビの関係性や、舘野さんの異常性にフォーカスを当てていく今回のようなネタのほうがゴールデンや大きい番組でははまると思う。
ゴールデンのTHE MANZAI2025 マスターズ勝者予想
◎バッテリィズ
〇ネコニスズ
△リニア
12月8日追記。本選のTHE MANZAI2025 マスターズの出場権を勝ち取ったのはムネタ。めちゃくちゃ簡単な予想当てだったのに大外ししてしまった。キャラクター漫才、ワンイシューの強さを侮ってた。