歌ネタ王2015完全版

関東では謎の1時間ダイジェスト版で、ネタをちゃんと流してくれるのは有り難いけど、番組全体の流れが感じられなくて楽しみ難かった。ファイナリストの紹介VTRも審査員コメントも殆ど無い。こういう不親切な事をしてるからテレビ離れ、お笑い離れしちゃうんだよな。優勝は中山功太COWCOW。一応各組のネタ感想軽めに。

 

田中上野。叫び。もう少し前の時代ならもっと受けたんだろうな。時勢柄、日米安保がどうたらと騒がれてる中でやっても戸惑っちゃうよな。日米関係を肯定的に捉えてるのか、皮肉的に捉えてるのかっていうスタンスも分かり辛い。この人達が「サラリーマン山﨑シゲル」の人達なんだけどそれくらい紹介してやって欲しい。

どぶろっく。◯◯な女。理に適ったあるあるが多くて、もっと無茶苦茶でもいいのになと思う。

COWCOW。アイアンメイシン。歌と絵としゃべりの複合ネタで、普通なら絵は要らないとか合間のMCは削るとかしそうなものなのに、全部やって視覚、聴覚、本ネタ、そうじゃない所、余す所なく楽しませようとするサービス精神の高さがすごいし、COWCOWだなあと思う。無駄な部分や不自然な所が一切無いしな。前に一度見た事があるネタだけどこれは良かった。

パーマ大佐。森のくまさん。「森のくまさん」の歌詞って変だったっけと思って調べたら確かに意味不明だった。よく出来たネタで腑に落ちるけど、ちょっと考えないと分からない所はあるかもしれない。ストーリーがスッと頭の中に思い描き難いというか。

ドドん。煩悩。音楽ネタとしてみると喋ってるパートが長くて、ちょっと落ちる。マニアックなもののあるあるって見方が難しいな。

バンビーノ。ピッスッキリ体操。前にオサレもんで見たやつかな。どういう事をやってるのかはだいたい分かるけど、どう見ればいいのかよく掴めず。

中山功太レディ・ガガ。演歌歌手に扮してレディ・ガガはどういう人なのか勝手に妄想して歌うというかなり複雑に聞こえる創作性の強いネタだったけど、シンプルで分かりやすかった。振りは最初の説明しゃべりだけで歌になってからは全編ボケというのがすごい。

2700。秘密。歌詞がそのままネタのストーリーになってるという所が2700らしくて良いなと思った。こういう事をやってるグループって他に居ないもんな。こんなエキセントリックなネタなのに一応ストーリーにまとめあげてる所がヘンテコで良い。

COWCOW富良野あるないラップ。序盤見ててなんでこれが優勝なんだろうと不思議に思ったけど、お客さんと掛け合いする辺りから会場に一体感が出て来て、きつねの件、テンポ早めたラップで一気に畳み掛けた感じ。1本目同様、サービス性の高いパフォーマンス。中山功太の方が良かったけど、こっちが優勝でも別に文句は無いかな。どことなく去年の手賀沼ジュンのネタと雰囲気が似てるし。

中山功太レオナルド・ディカプリオ。1本目と曲が同じでネタの傾向も似てるけど、こっちも良かった。

どぶろっく。ふたつの想い。どぶろっくの下ネタに批判してるのはバカらしいと思うけど、かなりストレートに想いの丈をぶち込んでるなあ。ゴールデンという事を考えるとかなりアグレッシブ。それがどぶろっくの面白さなんだけどな。「もしかしてだけど」は一番良いネタだと思うけど、笑っちゃうのはあらびき団でやってた下ネタソングの方だったりする。同時に喋る部分での伝わり難さは感じたけど、ネタ自体はどぶろっくらしさ全開で面白かった。