ネタ時間3分。各組一言感想。ない所は飛ばす。赤字表記は合格者。
●つむぎ麦
コント。お星さま。一言あるあるネタ。女性芸人らしいファンシーな設定で期待が高まったけど、それを超える感じではなかった。
●小林メロディ
フリップ。いつだってそう。これもあるある系。
●SAKURAI
歌ネタ。どうしても伝えたい事。序盤での登場にも拘らずかなり受けていた。やはり今のSAKURAIは無双状態。そこまで露出が多いわけではないので決勝に上がるタイミングとしては絶妙だと思う。
●寺田寛明
フリップ。数学×◯◯。若者言葉やネット用語を入れるネタって過去に他の人もやっていたと思うけど、この人は切り取り方にセンスが溢れてるし、見せ方がシンプルでスマート。
フリップ。Dura。最近のネタは楽しいんだけどちょっと子供向けに感じる。
コント。恋人の条件。ファイナリスト経験のある実力者だけあって、ネタの切り口にあっと言わせるものがあるし、ストーリー展開も面白い。ただどこかでジブリネタをやってほしいなあという思いがあるし、そういう他と明確に違う何かがないとただの面白いコントという感じが否めない。
●ななまがり森下
コント。乳首を隠せない男。単独で見た時に爆笑したけどまさかここで持ってくるとは思わなかった。爆発力はあると思うので準決勝くらいまでは残して欲しいと思った。
フリップ。おじさんだったらどう？
●竹田こもちこんぶ
コント。3児の母。本物の赤ちゃんを抱えてるけどこれはピン芸にカウントされるのかという疑問が。
●真空ジェシカ ガク
コント。にんしょう。歌ネタ。ぶっ飛んだ発想を分かりやすい形にまとめていて流石だと思った。
●Yes!アキト
ギャグ。ネタによってムラはあったけど、かなり受けていたと思う。
●大自然のぶひろ
コント。サウナ。大自然のメルヘンな世界観ってピンで投げっ放しの方が良いのかもしれないと思った。ポップで可愛さもあって良かった。
漫談。心霊番組。この流れで見るとすごく真面目に漫談をやっている感が。実力派のベテランだけあって徐々に自分の空気にして尻上がりに受けていった。芸風は変わってないけど、ネタを変えていってるから鮮度が保たれているのはすごいと思う。
●マツモトクラブ
コント。野球部の監督。この人らしいハートフルコメディ。良い話に流れるのではなくて、終始一貫してバカバカしい内容で今回のネタは良かったと思う。
コント。役者オーディション。ネタの本質的な所は十八番のパターンでパッケージを変えたという感じのネタだったけど、そんな小賢しい考察が吹っ飛ぶくらいにただただ笑えて圧倒された。フリップを使わずに演技だけで見せたのは自分は良かったと思う、とまた小賢しい考察を入れてしまう。
●藤原直樹×藤原直樹
フリップ。潜入捜査。フリップ芸の新しい見せ方で良かったと思うし、お題に対する答えが斜め上を行っていて思わず笑ってしまう場面が多かった。
●わたなべオーケストラ
オーボエ漫談。医療関係者は信用できない。
●アポロ奥村
コント。上京の見送り。
●こがけん
コント。シンガーソングライター。ネタ構成と音楽スキルが巧みで、アイディアも素晴らしくて完成度が高かった。決勝戦でもう一回テレビ越しにじっくりとこのネタを見たい。
●まとばゆう
歌ネタ。歌姫にキャッチフレーズつけてみた。
●トレンディエンジェルたかし
コント。松ヲタ芭蕉。ドルヲタの俳句ネタ。
コント。パティシエ。もうこの人は存在自体が面白い。ネタの迷走ぶりが自虐ネタになって笑えるという境地。
●サムthe world
コント。恋人の誕生日。アイディア一本勝負のシンプルなネタで、そのアイディアが意外とありそうでなかった所を突いていて良かった。
●ヒロ・オクムラ
コント。恋人紹介。ここもありそうでなかった発想のネタで、現代の世相を反映した若者らしいコント。後半に掛けての展開が好みだった。
フリップ＋歌ネタ。アマレスのにゃんこ。今時に「黒猫のタンゴ」って誰が分かるのかなんて思って見てたけど、ネタ自体はシンプルで誰が見ても楽しいものなので残っても不思議は無いけど、なんとなく全体的に粗いような気がする。
歌ネタ。応援するよ。悪意ネタをする人って他にもいるけど、この人の悪意が一番酷いかもしれない。酷いというか、身近なものについて、無意識的に誰もが感じるであろう事を言語化してくるので刺さって来る。手垢のついたフレーズ、ベタなあるあるは一個も無し、どれもオリジナリティが感じられるし、練り上げられているように感じる。R-1決勝未経験なのが不思議な位、この人のネタはいつも鋭くて面白い。
●ナオデストラーデ
フリップ。目の錯覚。
●河邑ミク
コント。時限爆弾。「チャップリン」でやったやつ。
コント。恋人の家。毎年面白くて今年も期待を裏切らない出来。ただこのネタで予選と同じように決勝では受けないだろうなとも。
●ZAZY
フリップ。クラスメイト紹介。ネタの内容はいつものZAZYなんだけど、見せ方を大分変えて来た。これはこれで良いとも思うけど自分は前の形の方が好きだ。
●ひかるぶんどき
コント。エッチなお姉さん。シンプルさ、バカさが丁度良い。お笑いの原点ってこういう事だよなーと。見てると段々癖になってくる感じ。
●徳原旅行
コント。広告組合のCM。「ネタパレ」で見た時よりも面白く感じた。決勝映えしそうな気がする。
●マザーテラサワ
コント。幼児語。
●エヅレヒロユキ
フリップ。コンビニ店員のあだ名集。
コント。アルマゲドン。この人のネタはシンプルなのが魅力でもあるけど、もう一展開欲しくなる所もある。一人コントで3分というのはシンプルな方が見やすいのかなとも思うけど。
●アイデンティティ田島
コント。CMナレーション。
●夢屋まさる
フリップ。ムカついたツイートベスト3。
●フジタ
ファミコン紹介。題材にしたゲームがややベタ過ぎるように感じた。舞台上でファミコンの画面が映るのは楽しかった。
ものまね。遠藤憲一。
●ちぇく田
モノマネ百烈拳。名前は良く聞くけどネタは初めて見た。細かいモノマネネタ。一個一個グッとくるものがあって良かった。
脳が幸福感を得られるものまね。メンタリストDaiGoに扮して。メジャーな題材だけど、細かい部分をネタにしていて、題目通りにアハ体験をするような楽しさがあった。
●ヒコロヒー
コント。お葬式。
●エンドウコウキ
歌ネタ。エンジェリックゼウス。ビジュアル系ネタ。ビジュアル系の歌詞ってこういう事ですよ、という分かりやすい提示で良かったと思う。
●JP
モノマネ。松本人志に扮して。金の斧銀の斧。
フリップ。意味不明なもの。お題目通りに、ネタになっていないような意味不明な内容のフリップが3分間続く。「分かる」ものもあったし、3助さんらしいぶっ飛んだ世界をやり切っていて嬉しいとも思うけど、通るのは難しいだろうと思った。去年のネタくらいで丁度良かったんだけどな。
●加藤ミリガン
漫談。迷信。話が横道にそれて何の話をしているのか分からなくなってくるというタイプの漫談で、受けもついてきていて、あれ？この人天才かな？と思ったけど、こういうネタは単にとっちらかってると取られる事もあるし、やや尻すぼみにも感じたのでこの予選のレベルだと厳しいかもしれない。
●青森代表あとむ君
フリップ。青森あるある。
●きの
フリップコント。都道府県民のトレード。
有名人妄想ものまね。
コント。漫才コンビ解散。前にR-1予選でやっていたと思う。
●本多スイミングスクール
プールの間違い探し。
●パーマ大佐
歌ネタ。鼻につく。通るかもしれないけど、大佐の所だったらネガコメを書いてもご愛嬌という事で少し書くけど、R-1の予選には、もうすでに有るもので完成度が高いものより、粗くても無いものを見たくて来ている所があるので、こういうネタはよく出来ているなという以外に感想が湧かない。
●アイアム野田
コント。紅。コントのセットだけで大分笑ってしまった。これは何をやるんだろうと。野田さんらしいハチャメチャなコントで楽しかった。
●ドンデコルテ渡辺
フリップ。正しい日本語の発音。
●小出真保
コント。ドライブデート。やっぱりR-1ってインパクト勝負みたいな所があるので、漫談やコントは印象に残り難いという意味で不利かもしれない。この人の場合はやっぱりものまねを期待する所があるので余計に。ただコントとしては内容は良かったので難しい所だ。
●もじゃ
コント。スーパーの試食。試食コーナーにいそうな雰囲気、ありそうなやり取りをコミカルに演じていてなかなか良かった。
●ふっとう茶☆そそぐ子ちゃん
コント。イカ。ランジャタイ国崎さんのピンネタ。なんとなくもう中が頭を過った。
●グリフォン國松
コント。プロゴルファー恵。
フリップ。哲学。
コント。不倫謝罪会見。
●おいでやす小田
コント。関西弁。ちょっと違うのかもしれないけど、前に予選でやっていた関西の独特のノリを演じるネタ。
●さちしっぽ
コント。さちのハッピーチャンネル。
●プーケットマーケットひだか
23区の情報について謝罪する。
●たつろう
ちょっと苦手な人。元LOVE。コンビやピンでやっているあるあるものまね。新しいネタと前からやっているネタのミックス。過去に見た中で一番被せがキレイにハマってたように感じた。
●浜村凡平
コント。不良品マスク。題材がタイムリーだった事もあり結構受けてた。
●ななまがり初瀬
大声ネタ。
漫談。ヒップホップジョナサン。ぴんくさんの漫談は好きなんだけど、初見の人が見たら本当の話をしてるのかどうか判別できないような変なリアリティが前にやっていた朝丘雪路のネタとかと比べると薄まって来ているように感じる。
●キャプテン渡辺
漫談。上京する若者へメッセージ。シンプルなクズ漫談。しかし核心を突きまくって受けが止まらない。
●ダーヨシ
フリップ。労働者図鑑。
●リクロジー
コント。男子高校生の日常〜学校に遅刻しそうな時。昨年の予選で見てすごく気に入って注目していたけど、今年のネタは更に良くなっていた。台詞回しや演技の細かさがすごい。家族と話す時の学生の雰囲気って今も昔もこんな感じで変わってないと思うので幅広い世代に伝わるネタだと思う。
●ねろめ
コント。誘拐。この発想はなかったとおもうような切り口で良かった。音声との掛け合いがやや一本調子だった気もするけど。
●ゆっくんちゃん
フリップ。俺らこんな今いやだ。吉幾三の「俺ら東京さ行くだ」の替え歌。超無名の地下芸人とは思えないほどむちゃくちゃに受けていた。これは通ったかもと思うほど。売れない芸人自虐なんて有り触れてると冷静に見てた部分があるけど、選曲だったり、バックグラウンド（ザコシショウの地獄の軍団）だったりが上手い事作用したのかなーと思う。
●トニーフランク
歌ネタ。アーティストの新曲を作る。「グーチョキパー」。aiko、平井堅、chara等。馬と魚改めトニーフランク。芸風は変わらず。他にも歌ものまねをやる人もいたけど、一段芸の質が高いように感じる。ただそれが感心する方向に流れて笑う方向に行かない感じはある。
コント。タレントオーディション。迷走中のタレントを揶揄するネタ。完成度は高いけどあっと思わせるような意外性に欠ける。
コント。演歌歌手オーディション。ただひたすら変な歌を歌うという。清人さんって不思議な可笑しさがある。
●岡野陽一
コント。栃木県。テレビでやった事あるネタだけど、これをもし決勝でやっても受けるだろうと思うような強さを感じた。深夜で1、2回やった程度であれば決勝では殆どの人は初見だろうし。
