年始恒例の若手ネタ番組。10組プラスαの感想。
●やわら
漫才。ものまねが得意。M-1の予選動画で見たネタ。悪くなかったけど、ここに選ばれるほど良いネタとは思えない。
●LOVE
コント。工事現場。台風の日にキャンプをするネタで有名なコンビ。そのキャンプのネタよりも断然面白かった。バッチリ女装するよりナチュラルな方が却って女性らしく見えるのかもしれない。配役と合ってない状況を逆手に取ってネタにしてるのが面白いし、演技を真面目に上手くやってるのも良い。オチの印象が口説きたいのか、道を通りたかっただけなのかやや分かり辛かった。
●カミナリ
漫才。無人島に1つ持って行くなら。カミナリ色んなネタ持っててどれも面白いのがすごい。ただカミナリの他のネタに比べるとちょっと印象弱いかもしれない。最後の鋏が残念だ。
●ブルゾンちえみ
キャリアウーマン。「新しい波24」で知ってすごい人がまた出て来たなと思ったけど、その時とネタを変えて来てクオリティを落とさないのがすごい。ちょっとこのネタはびっくりさせられた。なんとなくふかわりょうのネタを思い出したりして、ワタナベは普通のコントとか漫才だと後追い感があるけど、こういう新しい形のパフォーマンスを生み出す柔軟さは特化してると思う。圧倒的得票数での優勝に異論無し。
コント。満員電車。犬のパフォーマンスで有名なコンビで今回は正統派のしっかりしたコント。犬のネタは好きじゃないけどこのネタは良かった。設定がとにかく素晴らしい。
●ペンギンズ
漫才。子供の頃の遊び。M-1の予選で見たネタと一緒だけど、やっぱり見慣れてパターンがバレてくると初見のインパクトは超えられないかもしれない。キャラや世界観はばっちり嵌ってるから、新ネタ作って行けば飽きられずにもっと受けて行くコンビだと思う。
●もりせいじゅ
リズムコント。お手元。有田ジェネレーションでやっていたネタ。大筋一緒だったけど、ちょっと変わってたのかな。
●おとぎばなし
漫才。メイドカフェ。男女コンビ。ここもM-1予選で見たネタ。後半ネタ変えてて良くなってた。思いのほかテレビ映えしてちゃんと面白かった。
●脳みそ夫
コント。アラサー武士。歴史を現代風に描くという意味では過去のネタの中で一番具体性があって面白かった。案外あんなノリもあったんじゃないかという気がしてくる。他のネタみたいにキャラの個人名がなく、登場人物が3人いたので分かり難さはあった。
●空気階段
コント。電波。タイトルは分かんない。トークエピソードもネタも巨匠っぽいけど、ネタは巨匠以上に強烈だった。体内に機械を埋め込むって「やりすぎ都市伝説」でやっていたなあ、そういう意味で巨匠より現実味がある与太話だよなーと思ったりした。
■新春ショート芸メドレー
●ギャルズ(「特技オンパレード」)
●ダークホース(ものまね「有吉弘行」)
●廣瀬優(「都道府県のパズル当て」)
ギャルズは吹っ切れててすごいと思った。