R-1グランプリ2023 とりあえず感想

実力者ぞろいでネタはもちろん、それぞれ面白かったけど、知られている人たちが多かったこともあり、これは新しくてすごいというような驚きや盛り上がりはなかった。昔のR-1って、面白くて個性的なのにまだ世に出てない人が出てきて、会場をどよめかすような雰囲気があった。一夜にしてスター誕生みたいな。今回の8組は、みんな差はあれど、既に一定の評価を得ている人が多数。そんな中で、無名の部類に入る田津原さんに風が吹いたのは良かったと思う。「R-1に夢がない」という今年のテーマの回収は、ここから売れてこそだけど、無名がジャイアントキリングを果たしただけでもきれいに収まったように感じた。