ベテランの珠玉のネタを14本も見れてとにかくずっと贅沢で幸せな時間が流れてた。インド映画で何度もピークが来る映画があるという話を聞いたことがあるけどそんな感じで、4時間の間、ずっと気分が高揚していた。番組演出はシンプルで良かった。一般審査員コメントが気になるけどあれがあったからこそ、平場のトークが盛り上がったので結果あって良かったと思う。ただここまでお笑いファンのための賞レースに特化した仕様だと、そんなに関心がない層には届かないのではないかという感じはする。M-1ですら最初から最後まで通して見る人というのは、かなりのお笑い好きで、大抵の場合は、途中までだったり途中からだったり、あとで動画サイトで部分的に見る程度のことが多い事を考えると、新設のこの大会がどの程度影響をもたらすのか、ちょっと読めない。ネタ6分×14本の4時間の漫才大会は、見るハードルが高いと感じる人は多いと思う。ギャロップは真面目すぎる所はあるけど、ダイアンや千鳥に遊ばれる可愛げがある二人なのでこれを機に、バラエティで活躍してくれたら嬉しい。金属や囲碁将棋の活躍は嬉しかったけど、でもどこかで、これがM-1だったらなーという事が頭をよぎってしまう。
