最近見たテレビ

 

・30周年記念一挙放送! 古畑任三郎

第1期から順番にやってくれてるけど、全部放送するのかな。SMAP回があるのかどうか。本編の一部がカットされているのは地上波だから仕方ないと思うしかないけど、同時に地上波のテレビ離れが進むのも仕方ないとも思う。DVDとかFODの兼ね合いもあるんだろうけど、目先の問題に捕らわれて、一番大きなものを蔑ろにしていると感じる。製作者でもないのに、ここは不要とテレビ局側が判断してカットするのはやりきれないものがある。子供の頃、テレビ放送の映画で謳われるノーカット版という表現を不思議に感じたことを覚えていて、未だに違和感がぬぐい切れない

『古畑任三郎』30周年記念一挙放送決定!ミステリードラマの金字塔が地上波に帰ってくる! - フジテレビ

 

耳の穴かっぽじって聞け!

濱田祐太郎回。障害のある人をバラエティにもっと起用するべきではという提言。多様性と言ってもスローガンみたいなものでしかないから、なるようにしかならない。世間の感覚で言えば、障害のある人を笑っていい、笑っちゃうというのは良心の呵責との葛藤が常にある。笑ってもいいんですよ、という空気を出されると笑いにくい。濱田さんの盲人ネタは面白いと思うけど、すべてそこに向かって話が進むので読めてしまったり慣れてしまったりする。野球で言えば、得意の球種を多用してるピッチャーみたいな感じ。身体に障害があるけど、むちゃくちゃ面白くて、障害を武器にしないで、健常者と同じように笑いを起こせる人が出てきたらどうなるのかというのは思う。ただどうしても見る側が障害という事を意識してしまうからフラットに見る視線を持つのは難しい。どういった障害があるのかにもよる。やはり見てる人に大変そうだな、可哀相だなという思いを抱かせると笑いにくい。視力がない事を自虐する芸風はアリだけど、身長が低い事を自虐する芸風はナシとすると多様性ってなんだろうと思う。コンプレックスを自分で言うのは良いけど、他者が指摘するのはダメとか。要は多様性って言っても、どうしたらいいのかみんなよく理解できてないと思うし正解がないものだとも思う。障害のある人と言っても、精神や知的はどうなるのか。その人によるという所なんだと思うけど、扱いづらくてややこしいからあまり起用されないんだろう。久保田さんの言う通りに、濱田さんが切り開いた道であり、今後活躍する人も出てくるんだと思う

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Believe-君にかける橋-

最終回、故意の崩落事故にどんな理由があるのか、気になって仕方ない。ここでああそうだったのか、と納得感のあるラストを迎えたい。キムタクもいいし、他の役者さんも良い。竹内涼真も、女性刑事役の片山友希も初めてちゃんと見たけど、この役のイメージを引きずりそう。いつもの日常のようでいつもとは全然違うであろう最後の晩餐の夫婦の会話が良かった

テレビ朝日開局65周年記念 木曜ドラマ『Believe-君にかける橋-』|テレビ朝日

 

ザ・ノンフィクション 私のママが決めたこと~命と向き合った家族の記録~

ただの一視聴者がなにか感想を書き残すこと自体憚れるような雰囲気がある。こんなすごい事ができるなんて、テレビの力はすごいと思う。Youtubeもテレビも映画もネットフリックスもTiktokも自分にとっては、形が違うだけの映像媒体だと思っているから、どのメディアがどうというのは特にないんだけど、これはテレビでしかできなかったものに感じる。ドキュメントを製作する技術と経験と資金、老舗の強みがある。安楽死を選択した母も、テレビの影響力の大きさ、視聴者数の多さ、質の高さという所を信頼したんだろうと思う。この番組が残したものは、家族に向けられたものもあるけど、一般視聴者にもずっと先の未来まで残る記録映像として意義のあるものだったと思う

ザ・ノンフィクション - フジテレビ

 

古畑任三郎 再放送

「最も危険なゲーム」の回、古畑が特徴を言い並べながらSAZの手帖を取り出すシーンがたまらなく格好いい。この回は前後編で二時間あるだけあって謎解き編でカタルシスを感じる。異色のメンバーで構成されたSAZの役者も良い。山崎一は、福満しげゆきの漫画に出てくる一見さえないけど、格好良くて強いおじさんのモデルなんじゃないかと勝手に思ってる。SMAPの黒塗りは気付かなかった。これはもう当面再放送不可なのかな。「追い詰められて」の回で、古畑が座席から殆ど動かず、西園寺くんが実質動きながら解決するのは、古畑の存在感が希薄になるけど、最終シリーズの後半の話として考えると、もはやその域に達してることを視聴者も共有できてるし、見せ方として良いなあと思う

『古畑任三郎』30周年記念一挙放送決定!ミステリードラマの金字塔が地上波に帰ってくる! - フジテレビ

 

Believe-君にかける橋- 最終回

なんだかよくわからなかったというのが正直な感想。これまでも?な所はあっても最後にそういう事だったのねと繋がるように伏線になっているのかと思ってたけど、時間尺にまとまりきってないし、説明も中途半端。何があったのか、誰が悪者だったのかぼやーっとしてる

テレビ朝日開局65周年記念 木曜ドラマ『Believe-君にかける橋-』|テレビ朝日

 

ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ

ここ最近マンネリかなと思ってたけど、そう感じていたのは視聴者も出演者側も制作側も同じだったんだなと思った。とにかく鮮度重視で初出場組が多かった。あと、ネタタイトルで狙いに行く人や、タイトルをやたら長くする傾向が減ってきた。長いタイトルは効果的な場合もあるけど、ネタを見る前に情報処理をしないといけないのでかったるい。何気ない日常の一コマを描いたネタが多かったのも良かったと思う。街や職場や家庭で見かけるああいう何気ない人間の所作が一番面白い。個人的に優勝だったのは小林幸子。刺身よりエステの子の方が良かった気がするけど、こういうのは好みの集積でしかないので何でも良いといえば何でも良い。2時間強の間、ずっと面白いネタが続いて幸せな時間だった。みょーちゃん劇団を切ったのはびっくりした。でもあれ、あんまりよくわからないって人も多いと思ってた。自分も長くてあんまりわからないから好きじゃなかった

ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ - フジテレビ